東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は9日深夜、北海道で開催される五輪競技の観客の取り扱いについて、全セッション(時間帯)を無観客とすると発表した。
北海道では札幌ドーム(札幌市)でサッカーが行われる。組織委によると、同日夕の時点では、昼間のセッションについては組織委と北海道が有観客で合意し、組織委は札幌ドームに観客を入れると公表した。しかし、その後に北海道から、緊急事態宣言が発令される東京都と北海道の往来を防ぐことが困難なため、道内での競技は無観客とするべきだと判断したとの連絡があり、組織委も了承したという。
北海道の鈴木直道知事は9日深夜、緊急記者会見し、「(感染が拡大している)1都3県(埼玉、千葉、神奈川)からの来道を控えてもらうことは難しい」と述べ、無観客開催を組織委に求めたことを明らかにした。
北海道は、札幌市での観客の扱いについて、全国一律の対応を求めてきた。しかし、1都3県での競技が無観客での開催となる一方、組織委が9日午後、サッカーについて収容人数の50%以内で1万人の有観客開催とすることを発表。道は反発し、1都3県から観客が来られないようにする対策を講じるよう組織委に求め、協議の結果、来道の制限はできないとの結論に至ったという。
北海道が無観客となったため、チケットを販売済みの全750セッションのうち、観客を入れるのは29セッションとなる。組織委は一部のセッションは上限を超えて販売しているために再抽選を行い、10日に結果を通知する。福島での野球とソフトボールのオープニングラウンドなどが対象となる。無観客や再抽選により観戦できないチケット保有者には代金が払い戻される。また、観戦できるチケットについても希望者を対象に10日から20日午前まで払い戻しの申請を受け付ける。
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北海道の安全安心のためには無観客も仕方がない。
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