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エンゼルス・大谷はマドン監督の電撃解任に何を思うか…。ミナシアンGMは大谷の起用法について「今と同じで変更はない」と説明するなど当面は自身のプレーに変化はなさそうだが、18年の入団から5シーズンで3度目の監督交代。今季からポストシーズン(PS)進出チームが10から12に拡大するとはいえ、1901年以降の大リーグで12連敗以上を喫してPS進出したチームは過去にない。 低迷した昨季終盤に「もっとヒリヒリする9月を過ごしたい」とPS争いを渇望していた姿が忘れられない。大谷は23年オフにFA権を取得する。エ軍から今オフに長期契約を打診する可能性はあり、その際は今季のチーム成績が大きな判断材料となるだろう。仮に今オフに交渉がまとまらず来年オフにFAとなれば資金力のある複数球団による大争奪戦となるのは確実。大リーグは今季から両リーグDH制が採用され、先発降板後もDHで出場できる「大谷ルール」も導入。これらが追い風になり、その市場価値は天井知らずだ。 ロサンゼルス・タイムズ紙のディラン・ヘルナンデス記者は「契約規模は10年総額3億~4億ドル(約399~532億円)」と予測。その根拠に“世界最強の労組”と呼ばれる選手会の存在を挙げ、今後の二刀流選手のためにも好条件を引き出すことを求めるとし「それ以下の金額は許されないだろう」と言う。19年の開幕前に同僚のトラウトが結んだプロスポーツ史上最高総額の12年4億2650万ドル(約567億円)に匹敵する超大型契約の可能性もある。 マイク・ソーシア、ブラッド・オースマスら歴代監督も二刀流・大谷とともに上位進出できなかった。二刀流をフル活用してのPS争い。指揮官はその使命を全うしなければ、2年後に大争奪戦が展開されるだろう。(柳原 直之) ≪「世界中にある」大谷の市場価値≫米スポーツサイト「ジ・アスレチック」のエンゼルス番を務めるサム・ブラム記者は大谷の今後の起用法について「変わってくることもあり得る。翔平の起用法はフロントの意思で決定されると思う」との見解を示した。また、FAを取得する23年オフの去就については「エ軍は再契約を結ぼうとしている。世界中で市場価値がある」とした上で「彼がチーム状況を見て判断する必要がある」と冷静な判断を求めた。
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お金ではなく、優勝できるチームに移籍でしょうか。
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