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2015年4月21日火曜日

井岡一翔 3階級制覇そしてリベンジ、初黒星相手と統一戦視野

◇WBA世界フライ級タイトルマッチ 王者・フアンカルロス・レベコ―同級3位・井岡一翔(2015年4月22日 大阪府立体育会館)

 ダブル世界戦の予備検診が20日、大阪市内で行われ、3階級制覇に再挑戦する井岡一翔は王者レベコに身長で8・3センチ、リーチで4・2センチ上回る結果が出た。快挙を達成すれば、陣営は昨年5月にプロ初黒星を喫したIBF王者アムナト・ルエンロン(タイ)との統一戦を視野に入れる。未来を切り開くための大一番は22日にゴングが鳴る。

 体格面の優位が数値で示されても、井岡は顔色一つ変えなかった。フライ級では小柄な王者に対し、身長で8・3センチ、リーチで4・2センチ上回った。研究を重ね、すでにイメージはインプット済み。そのうえリングで向き合って感じる“生情報”を重視するだけに感想は素っ気なかった。

 「数字を見て、どうこう言うことはない。(レベコは)今まで、そういう相手と戦ってきて対策もしてきたと思う」

 ただ、こちらも万全という自信がある。昨年5月のプロ初黒星から約1年。臥薪嘗胆(がしんしょうたん)で取り組んだ練習の成果を発揮する舞台に立つことができる。

 「前回の負けを糧にして、積み重ねてきた。やり残したことはない」

 胸囲、胸厚などの数値は1年前とほぼ同じ。だが、父・一法会長は確かな変化を感じるという。「パンチ力の源になる肩周りの筋肉が大きくなった」。ミニマム、ライトフライ時代には減量で削れてしまった筋肉がフライ級なら残せる。ミットで息子のパンチを受け続け、以前より増した手の痛みをひそかに喜ぶ。

 この日、練習後の計量ではリミット(50・8キロ)を300グラム上回る51・1キロ。筋肉増量の影響で一度もリミットを下回らずに前日計量を迎える。

 3階級制覇を達成すれば今後の展望が開ける。プランの1つはアムナトとの統一戦だ。35歳の遅咲きIBF王者は今年3月、ライトフライ級で五輪2連覇の鄒市明(中国)に快勝。2回にダウンを奪われながら速いジャブで試合をコントロールして勝利を挙げた。一法会長は「もちろん、もう一回(再戦要求を)叩きつける」と闘志満々。ミニマム級に続く2団体王座統一をもくろむ。

 未来を切り開くためには、8度防衛の安定王者レベコを倒すしかない。
(スポニチアネックス)

 いよいよ明日、再挑戦で井岡の3階級制覇がなるか、楽しみです。
 前回はフライ級の筋力・パワーがなかったが、今回は通用するか。

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