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2015年6月7日日曜日

大谷翔平 【日本ハム】大谷「リアル二刀流」で臨み開幕7連勝でストップ!

◆交流戦 阪神1―0日本ハム(6日・甲子園)

 日本ハムの大谷は、「7番・投手」と「リアル二刀流」で阪神戦に臨み、7回1失点11奪三振と好投したが、打線はわずか2安打、自らもメッセンジャーの前に3打席連続空振り三振に倒れ、開幕からの連勝が7で止まった。チームの連勝も5でストップした。

 唯一の失投が命取りとなった。4回。大谷は連打で無死一、三塁のピンチを招き、ゴメスと福留はフォークボールを意識させる三振で2死までこぎ着けたが、上本に中前に運ばれた。「ファウルかあわよくば空振りしてほしい」と願ったフォークが狙い通りの軌道を描かなかった。「失投です。僅差になると思ったけど踏ん張れなかった」。7回4安打11奪三振1失点。今季最多123球の熱投は実らず、開幕からの連勝は7で止まった。

 4回以外は完璧だった。聖地・甲子園での今季初登板。虎党の大歓声にも「特に(意識は)なかった。黄色が多かったかなくらい」。序盤は最速157キロの直球を中心に力で押し、中盤以降はスライダー、フォークの割合を増やし、的を絞らせなかった。

 ただ、「打者・大谷」が「投手・大谷」を援護できなかった。「7番・投手」で、プロ入り5度目の“リアル二刀流”だったが、3打席連続空振り三振。1点を先制された直後の5回は無死一、二塁の好機だったが「チャンスを生かし切れなかった」。打線はわずか2安打で、援護もなかった。

 昨シーズンの5月、交流戦ではDH制のない試合があることを想定し、首脳陣はリーグ戦でも大谷を二刀流で試すプランが浮上した。しかし、大谷は投手の時、ピッチングに集中するあまり、打席がおろそかになることを自覚。「僕、投げている時は打ちませんよ」と伝えたという。だからこそ、「今日は打席は重要視していない。(投手で)流れを持ってこれなかった」と投手戦ながら昨年9月3日以来の黒星を喫したことを反省した。

 今季はチームの連敗を3度止めたが、今回は5連勝をストップさせた。栗山監督は「(大谷が)最低限の仕事はしているので勝たせてあげたかった。かわいそうなことをした」と語った。エースは「試合に勝てない悔しさはあった。次にしっかりその気持ちを持っていければ」。悔しさを糧にすることを誓った。(後藤 亮太)
(スポーツ報知)

 完全二刀流で投打で活躍する大谷が見たかった。

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