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2015年6月17日水曜日

米国:中国の南沙軍事施設建設に懸念


 【ワシントン和田浩明】米国務省報道官は16日声明を発表し、中国外務省が同日、南シナ海・南沙(英語名スプラトリー)諸島での岩礁埋め立て作業を近く完了し、「軍事防衛」などの施設建設に着手すると発表したことに関し「懸念」を表明した。その上で、軍事施設建設は南沙諸島での領有権問題を巡る緊張緩和や外交的、平和的解決につながらないと批判した。

 報道官は、米国と国際社会が中国の行動に何度も懸念を表明してきたと指摘。南沙諸島で領有権を主張する全ての国に対し、埋め立て停止や軍事化の自粛、外交的対応を求めてきたと述べ、中国に対し改めて要請を受け入れるよう促した。

 また、米国としては航行や飛行、合法的な通商の自由など、国際法を維持する姿勢を強調した。米国防総省は中国が埋め立てた人工島付近の哨戒活動を継続する意向を示している。

 米国では22日からワシントンで中国との戦略経済対話が行われる。ケリー国務長官は16日、「我々が直面する全ての問題について議論することになる」と述べ、中国の一方的な海洋進出問題についても取り上げる意向だ。
(毎日新聞)

 またまだ南沙諸島の対立は続きそうだ。

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