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2016年1月3日日曜日

上原健太 【日本ハム】ドラ1左腕・上原、エースへ1年目の誓い「ローテ!10勝」

 日本ハムのドラフト1位・上原健太投手(21)=明大=が2日までにインタビューに応じ、1年目の目標に「1年間ローテーション&10勝」を掲げた。(聞き手・後藤 亮太)

 ―いよいよ2016年を迎えた。今の心境は。

 「今は大学生という感覚ではなく、今月の入寮、合同自主トレに向けて気持ちは切り替わっている。『プロでどういうタイプの投手になりたいか』とか、『どういう存在になるべきか』とかをいろいろ考えています」

 ―今はどんな練習に取り組んでいるのか。

 「技術的にはフォームの修正ですね。色々と欠点が多いので。体力面では、下半身の強さが必要なので、ウェートトレーニングをやっています。(体の)大きさではなく、強さを求めている。その後に(体を)大きくすれば力強さも増すと思う」

直球で押して相手圧倒する ―理想の投手像は。

 「真っすぐで押せる投手です。打者に『一番やっかいな球は真っすぐ』と思われたい。迫力だったり、相手を圧倒する投手にすごく憧れている。そういう投手になりたい」

 ―1年目の目標は。

 「まずは先発ローテーションに入って、1年間やり抜きたい。自分自身が結果を出していくために必要なことを、しっかりとやっていきたい」

 ―1年間戦い抜けば、おのずと数字もついてくる。

 「先発ローテーションを守ろうと思えば、10勝はしなければいけない。簡単なことではないことは分かっていますが、1年目でやっていくには必要かなと思います」

 ―その先には新人王も見えてくる。

 「まずはそこを考えるよりも、しっかりと結果を出して、チームにとって必要な存在になることが、何よりも重要かなと思います」

 ―同じチームには吉川、有原と広陵高の先輩がいる。同じ先発として心強い部分もあるのでは。

 「結果を残している先輩なので心強いです。でも、だからといって、下にくっついて甘えるようなことはしたくない。人として下について学びたい部分はあるけど、野球に関しては自分は自分らしくありたい。ライバルとしてやっていきたいですし、いずれは超えて、先頭に立ってやっていきたい。チームのエースになりたい? そうですね」

 ―チームには若い選手も多いが、どういった印象を抱いているか。

 「投手層が厚くて、右投手も左投手も関係なく、レベルが高いなと思っています。その中でやらせてもらうのは勉強できる部分があると思いますし、楽しみですね」

 ―11月の新入団発表の時には栗山監督と初対面したが、どういった印象を抱いたか。

 「テレビで見たままの人だなという感覚です。熱い方で、選手一人一人にすごい気を使ってくれる方でした」

 ―北海道で楽しみなことは。

 「おすしだったり、海鮮系は期待しています。一番最初に食べに行きたいです。早く1軍に上がって、おいしいものをたくさん食べられることを楽しみにしたい」

 ―そのためにも、開幕までにアピールが必要だ。

 「まだまだ力は足りないと思いますが、先輩たちを超えていきたいという思いはある。やるからには一番を目指したい」

 ―最後にファンへメッセージを。

 「1日でも早く北海道でプレーして、皆さんに自分の姿を見てもらうというのが夢です。叱咤(しった)激励してもらいながらも、温かい目で見守って頂き、応援してほしいです」

 ◆上原 健太(うえはら・けんた)1994年3月29日、沖縄・うるま市生まれ。21歳。小学4年から天願フェニックスで野球を始め、あげな中軟式野球部に在籍した後「オールうるまボーイズ」に入団。広陵高では2年夏の甲子園に出場も登板なし。明大では1年春からベンチ入り。大学通算57試合に登板し、14勝9敗、防御率2・14。190センチ、85キロ。左投左打。
(スポーツ報知)

 甘くはないだろうが、10勝してもらいたい。
 今年は、渡邉諒選手の活躍も期待している。

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