―いよいよ2016年を迎えた。今の心境は。
「今は大学生という感覚ではなく、今月の入寮、合同自主トレに向けて気持ちは切り替わっている。『プロでどういうタイプの投手になりたいか』とか、『どういう存在になるべきか』とかをいろいろ考えています」
―今はどんな練習に取り組んでいるのか。
「技術的にはフォームの修正ですね。色々と欠点が多いので。体力面では、下半身の強さが必要なので、ウェートトレーニングをやっています。(体の)大きさではなく、強さを求めている。その後に(体を)大きくすれば力強さも増すと思う」
直球で押して相手圧倒する ―理想の投手像は。
「真っすぐで押せる投手です。打者に『一番やっかいな球は真っすぐ』と思われたい。迫力だったり、相手を圧倒する投手にすごく憧れている。そういう投手になりたい」
―1年目の目標は。
「まずは先発ローテーションに入って、1年間やり抜きたい。自分自身が結果を出していくために必要なことを、しっかりとやっていきたい」
―1年間戦い抜けば、おのずと数字もついてくる。
「先発ローテーションを守ろうと思えば、10勝はしなければいけない。簡単なことではないことは分かっていますが、1年目でやっていくには必要かなと思います」
―その先には新人王も見えてくる。
「まずはそこを考えるよりも、しっかりと結果を出して、チームにとって必要な存在になることが、何よりも重要かなと思います」
―同じチームには吉川、有原と広陵高の先輩がいる。同じ先発として心強い部分もあるのでは。
「結果を残している先輩なので心強いです。でも、だからといって、下にくっついて甘えるようなことはしたくない。人として下について学びたい部分はあるけど、野球に関しては自分は自分らしくありたい。ライバルとしてやっていきたいですし、いずれは超えて、先頭に立ってやっていきたい。チームのエースになりたい? そうですね」
―チームには若い選手も多いが、どういった印象を抱いているか。
「投手層が厚くて、右投手も左投手も関係なく、レベルが高いなと思っています。その中でやらせてもらうのは勉強できる部分があると思いますし、楽しみですね」
―11月の新入団発表の時には栗山監督と初対面したが、どういった印象を抱いたか。
「テレビで見たままの人だなという感覚です。熱い方で、選手一人一人にすごい気を使ってくれる方でした」
―北海道で楽しみなことは。
「おすしだったり、海鮮系は期待しています。一番最初に食べに行きたいです。早く1軍に上がって、おいしいものをたくさん食べられることを楽しみにしたい」
―そのためにも、開幕までにアピールが必要だ。
「まだまだ力は足りないと思いますが、先輩たちを超えていきたいという思いはある。やるからには一番を目指したい」
―最後にファンへメッセージを。
「1日でも早く北海道でプレーして、皆さんに自分の姿を見てもらうというのが夢です。叱咤(しった)激励してもらいながらも、温かい目で見守って頂き、応援してほしいです」
◆上原 健太(うえはら・けんた)1994年3月29日、沖縄・うるま市生まれ。21歳。小学4年から天願フェニックスで野球を始め、あげな中軟式野球部に在籍した後「オールうるまボーイズ」に入団。広陵高では2年夏の甲子園に出場も登板なし。明大では1年春からベンチ入り。大学通算57試合に登板し、14勝9敗、防御率2・14。190センチ、85キロ。左投左打。
(スポーツ報知)
甘くはないだろうが、10勝してもらいたい。
今年は、渡邉諒選手の活躍も期待している。
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