サッカー男子のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選を兼ねたU―23アジア選手権の決勝は30日、カタール・ドーハで行われ、日本は途中出場のFW浅野拓磨(21=広島)の2ゴールなどで韓国に3―2で逆転勝ちし、優勝した。大会の最優秀選手には、準々決勝のイラン戦で2得点したMF中島(FC東京)が選ばれた。
日本は準決勝のイラク戦から4人を入れ替え、岩波(神戸)大島(川崎)らを起用し、2トップは久保とオナイウ。すでに日本は6大会連続10回目、韓国も8大会連続10回目の五輪出場を決めているが、アジア覇者を懸けての大一番となった。
だが、前半20分に日本は今大会初めて先制点を奪われた。韓国は左サイドからのクロスをチン・ソンウがヘッドで落とし、MFクォン・チャンフンがボレーシュート。ボールが岩波の足に当たって角度が変わり、ゴールに吸い込まれた。反撃を狙い、後半からFWオナイウに代わりMF原川を投入した日本だが、立ち上がり2分にもFWチン・ソンウクに追加点を許してしまった。
しかし後半22分、同15分にMF大島に代わって出場したFW浅野が、矢島からのスルーパスに右足で合わせて今大会待望の初ゴール。さらにその1分後、今度はMF矢島が左を突破した山中の折り返しに頭で合わせ、試合を振り出しに戻した。さらに後半36分には中島の縦パスを受けた浅野が、相手DFを背負い体を入れ替えながら抜け出し、GKとの1対1から左足でシュートを放ち、ゴール右隅へ逆転のゴールを決めた。
韓国には14年の仁川アジア大会準々決勝で敗れた。ロンドン五輪ではロンドン五輪では3位決定戦で敗れ、韓国選手が竹島(韓国名・独島)領有を主張するメッセージを掲げて騒動に発展。96年アトランタ五輪アジア最終予選でも決勝で韓国に敗れた。日本にとっては負けられない相手にようやくリベンジ。8月4日に始まるリオ五輪に大きな弾みをつけた。
(スポニチアネックス)
東京五輪につながる勝利だろう。
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