まだ時差の調整もままならない。それでも敢行した帰国後即のブルペン入り。その意図を斎藤は「向こうで十分なピッチングができていたわけではない。寒いところで投げてみてどうなるか」と説明した。温暖なハワイから気温5度前後の鎌ケ谷。早大ソフトボール部出身の大嶋を座らせ、15球を投げ込んだ。
6年目となる今季へ向け、初めての海外での自主トレ先にハワイを選んだ。「暖かいし、気持ちも乗ってくる」という現地で相当に体を追い込んだ。走り込みでは、標高232メートルのダイヤモンドヘッドに2日続けて登ったという。ランドマークとなっている観光名所も、トレーニング地としては起伏の多い過酷な場所だ。「練習を結構(追い込んで)やったので疲れはありますね」とその成果を振り返った。
1勝に終わった昨季からの巻き返しに対する思いは強い。今年の初めには「最低でも昨年より勝てるように」と宣言したが、それは昨年の自分が本来の姿ではないという思いが反映した言葉だ。初めてハワイで自主トレを行ったのも環境を変えることが目的だった。
現地では同僚の杉谷と合流し、巨人・沢村と合同自主トレ中だった鍵谷とも食事を共にした。帰国後のブルペン投球を終え「順調にきている」と手応えを口にした斎藤。その復活を誰もが待っている。(君島 圭介)
(スポニチアネックス)
最低でも昨年より勝てるようにでは寂しい。
甲子園での活躍から、今年がちょうど10年目。
節目の年だろう。
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