【球界ここだけの話】
3年目の西武・森友哉捕手(20)が4月23日に不振のため2軍落ちした。
今季は打率・209、本塁打1、打点5。この10日間でイースタン・リーグ6試合に出場し打率・238、本塁打1、打点4。再登録が可能な3日になっても昇格はなく、2軍調整が続いている。
今年のオープン戦は打率・222、本塁打0で、開幕スタメン落ちも、5戦目のソフトバンク戦で初めてスタメン出場すると、千賀からいきなり3安打。さすがとうならせたが、10試合で再びスタメンから外れた。
「みんな森に厳しすぎるんじゃないですか?」。スタメンから外れた4月15日、オリックス戦(京セラドーム)の練習中に、ある球団関係者の声がベンチに響いた。他のコーチからも同じ言葉を聞いたことがある。
コーチのひとりは「今年はキャッチャーをやるといわれて、本人もやる気になっていたのに、打てなかったら外野を守らされたり…。戸惑った部分はあるだろうし、ちょっとかわいそうな面もある」と同情する。
そこで田辺監督に「森に厳しいという声が多いんですけど?」とストレートに聞くと、いつも温和な指揮官にムッとされてしまった。
そして「打席に立てない方が、よっぽどかわいそうだろ。自分でも状態が悪いことはわかっているし、このままではモヤモヤするばかり。早いうちにファームに行って、打席に多く立って、状態を上げてきてもらいたい。逆に優しさだよ」と返された。
実際に今季は、森が常々「理想の打撃」という左中間方向への鋭い打球はみられず、速球にタイミングが合わずに前に飛ばず、外角球にも苦しめらる場面が目立った。
4月5日の日本ハム戦で鍵屋のスライダーを右翼席にたたきこんだが、他の打席では速球を打てず3三振。試合後には若獅子寮に隣接する室内練習場に直行し、バットを振り続けた。
田辺監督は「死球(3月12日、オリックス戦)の影響もあって、外の球に踏み込めていない」と分析する。
2軍に落とすなら、捕手の経験を積ませればいいのにという意見も多い。しかし「まずは打撃の状態を上げてもらわないと。そらそうでしょ。打撃を期待してるわけだから」と捕手の練習をしている場合ではないという。森が目指しているのは、あくまで打てるキャッチャー。打てないキャッチャーでは意味がない。
西武は3日現在で借金4の5位タイ。鈴木葉留彦球団本部長は「この雰囲気を変えてくれるのは森だと思う。そういう力を持っている」と期待する。1日も早く本来の打撃の調子を取り戻し、帰ってくることを、誰もが待っている。(塚沢健太郎)
(サンケイスポーツ)
状態を上げて、早く一軍復帰だろう。
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