敵地で、終盤に4点差。敗色濃厚な試合ですら引っ繰り返すしぶとさを、今のソフトバンクは持っている。
八回に内川、松田の適時打で1点差に迫り迎えた九回。「粘って出れば流れが来る」と先頭の本多は、追い込まれてから左前打。そこから2死一、三塁となり、再び内川が右前へ同点打を運んだ。「好機で凡打が多かったので、どうにかしたかった」。満員の球場の雰囲気を一変させた。
押せ押せムードに、もう一人のチームの「顔」も黙っていない。十回、先頭の松田。内角直球を捉えると、高々と舞い上がった打球は左翼席中段に。4月10日以来の本塁打となり「打たないと感覚を忘れる。打てて良かった」。試合前のコーチからの「すぐい上げる意識で」との助言が功を奏し、試合を決める一発が上がった。
14安打のうち11本が中堅から逆方向への打球。大道打撃コーチも「李大浩が抜けた今季を象徴する。長打ではなく短打でつなげた」とうなずく。来日初登板から13連勝中のバンデンハークの存在も、結束力を強めた。3本塁打と失策で4失点の右腕に、内川は「何とか負けを消してあげたかった」と言う。「みんなの思いが一つになった」と工藤監督。充実感に包まれる白星になった。【角田直哉】
(毎日新聞)
新幹線ユニフォームで2戦2敗。
ソフトバンクのみんなの思い・しぶとさ・強さが勝っていた。
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