究極の選択だった。日本ハムは5点リードの7回に3点を返され、なおも2死二塁。栗山監督はセットアッパーの左腕・宮西を投入した。西武も右の竹原を代打で起用。宮西の投球は2球連続で外角に外れた。
ここで栗山監督は「マウンドで嫌がっているように見えた」と思い切って敬遠を指示した。次打者は秋山だったが、宮西は空振り三振を奪った。
「左対左」とはいえ、秋山は昨季216安打のプロ野球記録を樹立した強打者。しかも同点の走者を歩かせて勝負するのは定石ではない。だが、竹原は「左腕キラー」と呼ばれ、宮西もオリックス時代の昨年4月に逆転弾を浴びていた。指揮官は「怖さを感じて投げるより、どっちをアウトにするかで考えた」と左腕の心理を読み取り、昨季、秋山を5打数無安打に抑えたデータを信じた。
竹原と勝負して打たれた方がリスクは背負わない。「秋山勝負でやられたら批判を受けるが、それを気にしないと決めている」と栗山監督。退路を断った勝負手だった。 (横市 勇)
▼日本ハム・宮西 竹原さんには昨年やられていたし、一塁も空いていた。秋山は左打者といっても怖さはある。
(スポニチアネックス)
心理戦は面白いけど、宮西が打たれなくてよかった。
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