日本ハム・斎藤佑樹投手(27)が5日、ソフトバンク戦(札幌ドーム)で今季初登板を果たした。2点ビハインドの7回から2番手としてマウンドに上がり、1死満塁のピンチを背負いながら本多雄一内野手(31)を遊ゴロ併殺。その直後の攻撃で大谷翔平投手(21)が2戦連発ソロを放ち、球場の雰囲気を変える力を見せつけた。1点差負けの中、遅ればせながら背番号18のシーズンが開幕した。
その名前がコールされると、スタンドから万雷の拍手が起こった。地鳴りのような歓声。マウンドに上がった斎藤自身も身震いしていた。
「お客さんも大きな歓声で迎えてくれたし、中継ぎも久しぶりだったので少し緊張した」。待望の今季初登板は2点ビハインドの7回だった。先頭・松田を遊ゴロに打ち取ったが、そこから3連打。「直球がシュート回転していた。調子は良くなかったけれど、何とか抑えようという気持ちと丁寧に投げようという気持ちを持った」。1死満塁で迎えた俊足の本多に対し、1ボールから2球目の直球でゴロを打たせた。絶体絶命のピンチを迎えながら、遊ゴロ併殺という最高の結果で1回無失点に抑えた。
栗山監督は斎藤の起用法を熟考していた。吉井投手コーチがその気持ちを代弁する。「監督の意図は球場の雰囲気を変えること。実際にマウンドに上がると(試合前に熱唱した)GLAYと同じぐらいの歓声だった」。その狙いは的中した。直後の攻撃で、大谷が左中間へ5号ソロを叩き込んだ。さらに近藤も左前打で続き、6回までわずか1安打に抑えられていた東浜をマウンドから引きずり降ろした。斎藤が流れを変えたのだ。
前日に守護神・増井が不調のために出場選手登録を抹消。ブルペン陣の非常事態とあって、この日は斎藤以外にも白村、ドラフト5位・田中豊の3投手を1軍昇格させた。「基本的には長い回数と思っているが、どこでも行ってもらう」。栗山監督は斎藤にもスクランブル態勢でブルペンを支えてもらうことを示唆した。チームは借金3と苦しんでいる。だからこそ、斎藤の力が必要となる。「ここからチームの勝利に貢献したい」。流れを変えられる力が、この男にはある。(横市 勇)
(スポニチアネックス)
救世主になれるか。
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