東大関・稀勢の里(30)=田子ノ浦=が悲願の初優勝を達成した。西前頭13枚目・逸ノ城(23)=湊=を寄り切って13勝目。1差の2敗で追う東横綱・白鵬(31)=宮城野=が結びの一番で敗れ優勝が決まった。2011年九州場所後の大関昇進から31場所目の初Vは歴代1位のスロー記録。二所ノ関審判部長(元大関・若嶋津)は横綱昇進を諮る臨時理事会招集の要請を示唆。1998年夏場所後の3代目若乃花以来、19年ぶりの日本出身横綱誕生が現実味を帯びてきた。
稀勢の里の横綱昇進は23日の横綱審議委員会(横審)で決まる。審判部が臨時理事会の招集を八角理事長に要請することで、相撲協会内で横綱に昇進させる方針は固まった。初優勝にもかかわらず、千秋楽を待たずに横綱誕生の動きが出るのは異例といえる。平成以降は2場所連続優勝という横審の内規が厳格化。鶴竜以外は連覇で昇進しているだけに、稀勢の里への期待と評価がうかがえる。
横審で出席委員の3分の2以上の賛成が得られれば「横綱・稀勢の里」が誕生する。ただ、過去には94年秋場所後の大関・貴ノ花(当時)など合計4例が、規定を満たさずに見送られたことがある。最終的な決定権は、あくまで横審にある。(相撲担当キャップ・網野大一郎)
(スポーツ報知)
安定した強さも、足りなかったのは優勝だけ。
横綱昇進は確実だろう。
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