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2017年1月21日土曜日

【MotoGP】ロッシ「ビニャーレスとなら良好な関係を築ける」

ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、新しいチームメイトであるマーベリック・ビニャーレスと、”良い関係”を築くことができると主張している。

 ヤマハに9年間所属し、3度のチャンピオンを獲得したホルヘ・ロレンソは、2016年シーズン限りでヤマハを離れた。2015年シーズン、ロレンソは同僚のバレンティーノ・ロッシから「ロレンソが同郷のマルク・マルケス(ホンダ)と結束して自分に対抗した」と非難された。ふたりの関係は以前から不穏であり、ロッシが2011年にドゥカティへ移籍したことで関係は一旦改善されたが、2013年にロッシはヤマハに復帰。再びロレンソとチームメイトになると、2015年の事件で関係がさらに悪化した。
 2017年にロレンソはドゥカティに移籍し、スズキからヤマハに加入したマーベリック・ビニャーレスがロッシの新しいチームメイトになる。
 ロッシは、ロレンソとのライバル関係は2015年に起きた口論の結果悪化しただけで、ビニャーレスとは問題なく仕事をすることができると主張している。
「コース上のライバルとの関係は常々難しいものだ。特にそれがチームメイトならね。でも、僕は(ビニャーレスと)良い関係を築けると思う」と、ロッシは2017年ヤマハ体制発表の場で語った。
「以前言ったように、僕が2013年にヤマハに戻った時は、ロレンソとの関係はそれほど悪くなかった。2015年シーズン終盤にいくつか問題があっただけだ」
「僕たちは良い関係を築けると思うし、共にバイクの改善に取り組んでいけると思う」

移籍したライバルたちを警戒するロッシ

 2017年はロレンソがドゥカティへ、ビニャーレスはヤマハへと、ワークスチームのライダーが大きくシャッフルされた。それにもかかわらず、ロッシは今シーズンのタイトル争いが厳しいものになると考えている。
 ライバルたちの移籍によって、10度目のチャンピオン獲得が簡単になるかと問われたロッシは、次のように語った。
「わからない。簡単にもならないし難しくもならないと、今の段階では思う。それはチームと僕次第だ。準備を整えて開幕戦のカタールに向かい、シーズンを通して集中を保てるように努力する」
「これは非常に重要なことだ。なぜなら、昨年は基本的にどのサーキットでも速かった。様々なコースで、様々なコンディションでも競争力があった。しかし僕らはいくつかミスを犯したり、少し不運だったりしたんだ。だから、僕たちはそこの改善に取り組まなければならない」
「3人のトップライダーが移籍したことで、今シーズンは面白くなるだろう。特にロレンソの移籍は歴史的なものだろう。だから、今年の彼のパフォーマンスを見てみるのがとても楽しみだ。ヤマハのビニャーレス、スズキに移籍した(アンドレア)イアンノーネも同じだ。とても面白くはなるだろうけど、間違いなく簡単ではないと思う」
 当初、2016年型から劇的な変化を遂げると予想されていた新型のヤマハM1が、実際には昨年ととても似ていることを、ロッシは認めた。
 それにもかかわらず、ロッシは今年のバイクは改善する余地が多く残されていると考えている。
「バレンシア(公式プレシーズンテスト)までは、新型バイクについて何も知らなかった。けれど僕たちから見れば、大きな変化が予想されていた。だから、誰もが新しいバイクに好奇心を抱いたが、結局それは正常進化だったんだ」
「外から見れば、バイクは全く同じに見えるだろう。バレンシアはバイクのポテンシャルを理解するのには難しいコースだったが、(プライベートテストを行った)マレーシアではもっといい仕事ができた。(新型バイクは)大きな変化でないのは事実だが、ポテンシャルは高いと思う」
(motorsport.com)
 ロッシのチャンピオンは新型バイクの出来次第だろう。

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