通算6本の満塁弾を放ち、驚異的な飛距離の本塁打を生み出すことなどから、熱狂的なロッテファンに『世界遺産』とあがめられる大松の現役続行への執念が実りそうだ。声をかけたのは真中ヤクルト。左の大砲をさがし、新外国人獲得やトレードを含めて検討を重ねてきたが、昨季限りでロッテを戦力外となった大松が急浮上した。
大松は2005年、東海大からドラフト5巡目でロッテに入団。08年から3年連続で2桁本塁打を記録したが、近年は若手の台頭などで出場機会が激減していた。さらに大けがのアクシデントも追い打ちをかけた。昨年5月29日のイースタン・リーグ、楽天戦で走塁中に右アキレス腱(けん)を断裂し、全治6カ月の重傷。昨季終了後に戦力外通告を受けた。
ロッテには2軍打撃コーチ転身を打診されたが「やり残したこともある」と現役続行の道を模索。2軍施設のロッテ浦和球場などで、黙々とリハビリ、トレーニングを積んでいた。
ヤクルトの編成担当者は、数回にわたり大松と個別面談を実施し故障した右足の状態は良好と判断。2月の沖縄・浦添キャンプにテスト生として招待することを決定し、獲得内定の状況だ。新天地のヤクルトで『セ界遺産』認定を目指す。
(サンケイスポーツ)
復活なるか。
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