東京五輪の選手村(東京・晴海)から外国選手らを乗せて都内の観光名所を巡る〝はとバスツアー〟が計画されていることが11日、関係者への取材で分かった。選手村の宿泊者は新型コロナウイルス感染防止策で外部との接触が遮断され、観光地などに足を向けられないが、バスの中から景色を眺める分には問題ないと判断。13日の開村に向けて、選手らを迎える準備を進める。
「おもてなし」がキーワードだったはずの東京五輪。コロナ禍で歓迎式典は中止が相次ぎ、選手村の宿泊者は外部との接触が禁じられたが、関係者によると、日本の文化に少しでも触れてもらうため、東京の観光名所を巡る「はとバス」のようなバスツアーが計画されているという。
13日の開村に向け、大会組織委員会の橋本聖子会長(56)も検討に入った。五輪選手の入村は出場する競技開始の5日前からで、競技終了2日後までには退去を義務付けている。感染対策や時間的な制約があり、日本的な「おもてなし」は村内で完結させる方針だったが、感染防止対策のとられたバスの車内から東京スカイツリー、浅草の雷門、レインボーブリッジなど東京の観光名所を眺める分には一般の人々と接触する機会はなく、問題ないと判断した。
選手村からは選手、コーチらを乗せて競技会場を往復するシャトルバスが出ている。それを観光用に併用するのか、または外国人向けの英語のバスツアーを多く手がけている観光バス会社を手配するのか、今後詳細を詰めていく。
実現すれば、テニス男子のノバク・ジョコビッチ(セルビア)やロジャー・フェデラー(スイス)、米プロバスケットボール(NBA)のケビン・デュラント(米国)ら世界のスーパースターと街角で遭遇するチャンスも出てくる。バスから手を振るぐらいの交流は許されていい。
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不要不急の外出自粛要請で人流を減らすことと相反するだろう。
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