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【ニューヨーク=寺口亮一】国連の安全保障理事会は5日午前(日本時間同日深夜)、ウクライナ情勢に関する公開会合を開催した。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領がオンライン形式で演説し、首都キーウ(キエフ)近郊ブチャなどで民間人の遺体が多数見つかったことについて「第2次大戦以降、最も恐ろしい戦争犯罪だ」とロシアを強く非難した。
ゼレンスキー氏が国連で演説するのはロシアのウクライナ侵攻後、初めて。ゼレンスキー氏は4日に自ら訪れたブチャの状況について女性や子どもも含めて露軍に意図的に殺害された惨状を紹介。「自動車の車内にいながら戦車に押しつぶされた市民もいる」と訴えた。
さらに衛星写真などを基にすることで「全面的かつ透明性のある調査を行うことができる」とも語り、実行犯や殺害などを指示した人物を処罰するため、国際刑事裁判所(ICC)などと協力する意向も表明した。
また、常任理事国のロシアの拒否権行使により安保理が機能していないことに触れ、「拒否権が責任を逃れる権利になってはならない」と訴え、常任理事国による行使の制限などを念頭に改革を求めた。
会合では、ウクライナ側が用意した動画も流され、ブチャなどで後ろ手に縛られた遺体などが映し出された。
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ロシアの残虐行為、戦争犯罪で、国連の改革が進むことを期待したい。

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