エンゼルス監督の采配とは
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、敵地レンジャーズ戦に「1番・指名打者」で先発し、今季1、2号の2本塁打を含む5打数2安打3打点と活躍した。9-6で勝利した一方、味方は4回に満塁で申告敬遠。ジョー・マドン監督による前代未聞の“奇策”に、米記者は「え、どういうこと? え、何?」と困惑した。
大谷の復活に盛り上がる裏で、まさかの采配が飛び出した。逆転を許した後、2-3の4回1死満塁。右腕オースティン・ウォーレンに対するのは、2番の左打者コーリー・シーガーだった。ドジャースに所属した昨季は打率.306、16本塁打をマークし、2020年ナ・リーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズでMVPに輝いた巧打者。ここでマドン監督はなんと申告敬遠を選んだのだ。
追加点を献上し、続く打者に中犠飛でさらに1点を許した。なおも2死二、三塁で今度はウォーレンがボークでもう1点。結果論ではあるが、この回5失点で2-6と散々な内容となった。試合中、米記者たちは采配にツイッターで様々な反応。米地元紙「ダラス・モーニングニュース」のジョセフ・ホイット記者は「コーリー・シーガーがバリー・ボンズと同じような扱いを受けた。マジか」とつづった。
米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者も「え、どういうこと? 1死満塁でコーリー・シーガーを迎えた場面。エンゼルスは申告敬遠を選択。え、何?」と困惑。MLB公式サイトによると、満塁で敬遠を受けた打者は1998年のバリー・ボンズ、2008年のジョシュ・ハミルトンに続き、1950年以降3度目だった。ハミルトンの時、相手のレイズを率いたのはマドン監督だった。
エンゼルスは、大谷の2号2ランなど直後の5回に再び逆転。勝利を収めてよかったが、まさかの選択が話題を集めていた。
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満塁で申告敬遠は、意見の分かれるところでしょう。結果、逆転勝ちにつながったのでしょう。
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