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◆プロボクシング ▽WBA、IBF世界ミドル級(72・5キロ以下)王座統一戦12回戦 WBAスーパー王者・村田諒太―IBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(4月9日、さいたまスーパーアリーナ) WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(36)=帝拳=とIBF王者ゲンナジー・ゴロフキン(40)=カザフスタン=の王座統一戦が9日、さいたまスーパーアリーナで行われ、村田が9回TKOで敗れた。 村田は試合後、「みなさん、応援ありがとうございました。想像していたものと違うものを感じた。総合力で上をいかれているなと感じた。見て下さったみなさんが楽しんで下さったかどうかが大事。こうやって拍手をいただけること、すごくうれしい」と話した。 勝ったゴロフキンは「村田選手はオリンピックチャンピオンというだけではなく、ほんとにスーパー王者、その名にふさわしい戦いを見せてくれた。私も一緒に戦えたこと、ほんとに誇りに思っています。日本のこのような素晴らしいイベントをみなさまにお見せできたこと、戦えたこと、とてもうれしく思っています」と、村田をたたえた。 世界王座防衛21度の現役最強ボクサーとの一戦は、17年10月、エンダム(フランス)に7回TKO勝ちして世界王座を奪取した時には「自分の上にはゴロフキンしかいない」と話し、熱望していた大一番。「プロになって9年。追い求めてきた舞台を用意してもらい、本当に幸せ。彼を倒して強さを証明する」と意気込み臨んだが、あと一歩及ばなかった。 当初は昨年12月29日に開催が予定されていたが、新型コロナウイルスの新変異株の感染拡大で延期され、前戦から2年4か月のブランクを経て、この日を迎えた。日本プロボクシングの歴史が始まってから101年。世界屈指の激戦階級・ミドル級の統一戦が国内初開催され、15億円興行と言われた1990年のマイク・タイソン―ジェームズ・ダグラス戦(東京ドーム)を凌ぐ規模で、世界200以上の国・地域にライブ中継される日本ボクシング史上最大のタイトルマッチとなった。 【1R】立ち上がりはジャブの差し合い。次第に村田が前に圧力をかけ始め、左ボディーを浴びせる。ゴロフキンも強烈なジャブで応戦。 【2R】村田がこのラウンドも前へ。ゴロフキンは下がる展開。村田が強烈な右ストレートや左ボディーを浴びせる。 【3R】ゴロフキンが徐々にギアを上げ始めたが、村田は構わず前へ。ボディーを効果的に打ち込む。 【4R】ゴロフキンは変幻自在のパンチで出るも、村田は高いガードから右ストレートなどで応戦。 【5R】立ち上がりはゴロフキンがコンビネーションを繰り出す。中盤に村田はゴロフキンの左フックを顔面に被弾もボディーを軸に対応。 【6R】ゴロフキンは多角的なパンチを繰り出し、ギアを上げる。村田はややペースが落ちるも、終盤で右を出す場面も。 【7R】ゴロフキンは強烈な左フックなどを繰り出す。村田も負けじと押し返して右ボディーストレートなどで返す。 【8R】ゴロフキン、左フックや左ジャブ、右ストレートを浴びせる。村田は下がる場面があるも、右ストレートで応戦。 【9R】序盤はゴロフキン攻勢。ペースが落ちた相手に村田が前に出たが、右フックを被弾したところでセコンドからタオル投入。無念のストップとなり、善戦むなしく村田の敗戦となった。
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ゴロフキンの年齢やピークを越えた衰えのため、村田有利と予想していましたが、やはりゴロフキンは強かった。
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