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プロ野球・ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日の日本ハム戦に先発し、八回まで102球で一人の走者も許さないままこの回で降板した。史上初となる2試合連続の完全試合達成はならなかった。 プロ野球では過去にも試合終盤まで「完全試合」ペースの好投を続けながら、記録達成がならなかった投手がいる。 佐々木と同じく八回まで一人の走者も許さず、九回のマウンドに立たなかったのは中日の山井大介だ。2007年の日本ハムとの日本シリーズ第5戦。中日の落合監督(当時)は九回のマウンドにこの年に43セーブを挙げた抑えの岩瀬を送り出した。岩瀬は3人で抑え、継投での「完全試合」を達成し、日本一に輝いた。 目前で大記録を達成できず、「記録よりも記憶に残る投手」になったのが西武の西口文也。西口は05年の楽天戦でパーフェクトのまま九回を投げきった。しかし、味方打線も得点を奪えず、試合は延長戦に突入。西口は十回表の先頭打者に初安打を浴び、完全試合を逃した。西口は02、05年の2度、九回2死から無安打無得点試合(ノーヒット・ノーラン)を達成できなかった。 米大リーグでも今季、偉業達成のチャンスがある中、球数などを理由に降板したケースがあった。ドジャースの左腕カーショーは13日、パーフェクト投球を続けながら七回で降板した。球数は80球だったが、昨季痛めた左腕の状態も考慮しての判断だった。パドレスのダルビッシュは7日の開幕戦で六回まで無安打無得点と好投。しかし、開幕直後で球数を抑えるという観点から降板した。 佐々木朗はプロ入り後の育成方法でも注目を集めている。目先の大記録よりも、球数を考慮して選手生命を守る判断が尊重されつつある。【潟見雄大】
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味方が点を取っていれば、大記録が達成できたでしょう。
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