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2015年4月15日水曜日

自動車の盗難防止強化へ「イモビライザー」義務化浮上 海外の事例参考に議論へ

 自動車盗難防止対策の強化に向け、政府は国内向けの新車に盗難防止装置「イモビライザー」の装着を義務づける法制化の是非について検討に入る。自動車の盗難防止をはじめ、盗難車を使った強盗や交通事故の減少につながる効果があるとみられ、法令で装着が義務づけられている欧州連合(EU)諸国やオーストラリアなど海外の事例を参考に議論を進める方針だ。

 イモビライザーは車の鍵に内蔵された電子チップの認証コードを読み取る装置。専用の鍵でないとエンジンを動かすことができないため、自動車の盗難防止に効果があるとされている。

 1990年代に全ての新車に装着が義務化された欧州では、イモビライザーの普及率はほぼ100%で、自動車の盗難は導入前のピーク時のほぼ半分に減少した。日本では高級車を中心に普及が進んだが、日本自動車工業会の2013年の調査によると国内向けに生産された180車種のうち標準装着や一部標準装着、オプション装着の車種は158車種。同年に国内向けに生産された自動車420万台のうち装着車は340万台で、普及率は約80%となっている。

 警察庁によると、国内の自動車盗難の認知件数は03年の6万4223件をピークに減少傾向にあり、14年には1万6104件となっている。ただ、一層の減少や被害防止に向け、日本損害保険協会が内閣府の規制改革会議にイモビライザーの義務化を要望し、同会議が国交省に対応を求めていた。

 議論の結果、装着の義務化が必要と判断された場合は、国土交通省が道路運送車両法など関係法令の具体的な改正作業に着手する。ただ、イモビライザーの義務化は自動車価格の上昇につながるため、同省は自動車業界や利用者の意見も踏まえながら、費用対効果も含めて「慎重に検討する」としている。

SankeiBiz


 バイクCB400SFに、イモビライザーが標準で付いています。その分、バイクの本体価格はアップしていますが。

 盗難防止には役立つのでしょうが、鍵を紛失したら、シリンダー毎取替えで、高額の費用がかかります。


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