東京電力は十七日、福島第一原発1号機の原子炉格納容器内で、ロボットが十五日に調査した際の映像を公開した。映像では格納容器下部に水がたまっている様子が確認できた。
1号機では原子炉から溶け落ちた燃料を冷却するための注水を続けており、この水が格納容器下部にたまっているとみられる。東電は最終的に、格納容器下部の調査を目指している。
公開されたのは十五日に格納容器一階部分をロボットで時計回りに調査した際の映像。カメラの向きを下に動かし、金網状の床面の隙間から格納容器下部を写すと、カメラのライトの光が水面に反射してゆらゆらと揺れた。
また床面から立ち上る湯気も確認できた。時計回りの調査は十五、十六日の二日間行われ、調査範囲の空間放射線量は毎時四七〇〇~八三〇〇ミリシーベルト。容器内の温度は一九・四~二一・一度だった。
東電は当初二台のロボットで格納容器内を調査する予定だったが、十日の反時計回りの調査で一台目が停止し、回収不能となった。時計回りで使ったロボットで十八日以降、もう一度、反時計回りに調査を進める予定。
(東京新聞)
福島第一原発事故から4年が経過しているのに、1号機の原子炉格納容器内が、やっと確認できた状況に、廃炉に向けての作業の遅さを感じます。
40年かけての廃炉なんて、何の意味があるのだろうか。
今の技術ではできないが、数十年後には、なんとかなるさと、希望的な発言なのか。
やはり、事故が起これば制御できない原発なんて、いらないでしょう。
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