◆交流戦 日本ハム8x─7DeNA=延長11回=(12日・札幌ドーム)
“気合の戦士”が、新天地で猛打賞デビューだ。巨人から交換トレードで日本ハムに移籍した矢野が「6番・DH」で、DeNA戦(札幌D)にスタメン出場。同点の11回、先頭で左翼線二塁打を放ちチャンスを演出。チームにサヨナラ勝ちをもたらした。巨人で培った勝負強さを発揮し、いきなり3二塁打の大暴れ。野球人生に新たな一歩を刻んだ。矢野の活躍で日本ハムは首位・ソフトバンクへ0ゲーム差に迫った。
遠慮はいらない。矢野が絶叫した。延長11回先頭、国吉の146キロ直球を打ち砕き、左翼線二塁打。3二塁打でいきなりの猛打賞デビューだ。サヨナラ勝ちを呼び込み、移籍後の初戦で初のお立ち台に立った。「全員で戦って粘って、何とか勝ちたかった。日本ハム・ファンの声援はありがたい。ファイターズ最高!」。気迫の戦士らしい、勝利の雄たけびだった。
打線に流れを呼ぶ―。北の大地へやってきても、謙次は健在だった。日本ハムでの初安打は2点を追う4回先頭。山口の初球スライダーを捉え、左翼線へ打ち返す二塁打だ。7回1死では左翼フェンス直撃二塁打。初球から積極的に振っていく“謙次スタイル”でツーベース3本と暴れ回り、2得点もマークした。「準備万端でした。ファイターズで初めての試合。全員でもぎとった勝利。最後は誰に水をかけていいか分からなかったですけど」。最後は国吉の暴投で4時間45分の死闘を制したが、サヨナラ勝ちのヒーローは紛れもなく、34歳の打撃職人だった。
試合開始の7時間前となる午前11時に札幌D入り。巨人時代は足のスペシャリスト・鈴木、控え捕手の実松とともに、「準備の神様」と呼ばれてきた。まだ照明がついていない中、黙々とウォームアップを始めた。
矢野「(試合への)準備は変わらないよ。ただ、とにかく緊張している。昨日は人生で初めて寝られなかった。ユニホームは似合っている? 本当にバタバタだよ」
ロッカー室では隣に陣取る、野手最年長で1学年上の飯山にチーム事情を“取材”。練習前、試合前の円陣では持ち前の明るいキャラで、ナインの笑いを誘った。つかみはOK―。栗山監督の「リラックスしていいんだぞ」の声が緊張を和らげた。「今までにない緊張」も、13年に巨人の球団新記録となる「代打安打19本」を放った職人には、関係なかった。
気持ちは切り替えた。アシックス社製のスパイクにはもう、巨人カラーのオレンジは消えている。東京からのトランクケースには「3日分の荷物だけ」を持ってきた。道産子に「ファイターズなので、ファイターでやっていきます!」と宣言した謙次。「日本ハム・矢野」が新天地で、最高の第一歩を踏み出した。(小谷 真弥)
(スポーツ報知)
矢野の活躍はすばらしい。
楽に勝てる試合が、鍵谷の乱調で同点に追いつかれ、長い試合となってしまった。
また、前日と同じ継投ミスで負けるのかと思わせる状況。
最後には、どうにか勝ててよかった。
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