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2015年6月1日月曜日

【日本ハム】有原、2勝目!プロ入り後最速154キロマーク

◆交流戦 日本ハム8―6中日(31日・札幌ドーム)

 日本ハムのドラフト1位・有原=早大=が、「早慶戦ポスター」を見返す2勝目を挙げた。中日を相手に5回5安打2失点の粘投。直球はプロ入り後最速154キロをマークした。チームは2連勝で30勝リーグ一番乗り。首位を守った。

 話題のポスターを見返したい。有原には、早大の威信がかかっていた。4点リードの5回2死一塁。小笠原をカットボールで中飛に打ち取り、5回5安打2失点でプロ2勝目をゲットした。「厳しい投球でした。制球が安定しなかったが、野手の方に助けていただいた」。どこか充実感を漂わせた。

 屈辱だった。今春の早慶戦を前に『ハンカチ以来パッとしないわね、早稲田さん』と書かれたポスターが目に入った。今春、早大を卒業したばかりの有原は「パッとしない」1人ということになる。昨秋ドラフトで最多4球団が競合した黄金ルーキーはプライドを激しく揺さぶられた。

 有原「早大が『パッとしない』と書かれてましたね。そんなことはないと思いますが。自分も(3年秋に)慶大を1安打完封しましたし。その1安打もセーフティーバントでした」

 慶大戦は通算4勝1敗。今もネットなどで母校のチェックを欠かさない。かわいい後輩たちは東京六大学春季リーグ戦で6季ぶりV。「自分も負けられない。より一層頑張ろう」と気合が入った。

 パワフルだった。プロでは右肘の不安から走者なしでもセットで投げていたが、早大時代に慣れ親しんだノーワインドアップ投法を解禁。プロ最速154キロをマークした。神宮で雌雄を決した慶大出身の中日守護神・福谷に仕事をさせなかった。

 初回に四球、暴投など無安打で先取点を献上したが、援護にも恵まれた。プロ初勝利を挙げた15日のオリックス戦(札幌D)でも6回の降板決定後に打線が2点差を逆転した。「次回は気持ち良く見てもらえるように」と力を込めた有原。実は4学年上の先輩、“ハンカチ”こと斎藤佑樹よりも「持っている男」なのかもしれない。(小谷 真弥)
(スポーツ報知)

 有原が活躍すれば、斎藤佑樹と比較され、かわいそう。

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