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2015年6月22日月曜日

安保法案「違憲」56% 共同世論調査、反対は58%超に


 共同通信社が二十、二十一両日に実施した全国電話世論調査によると、安全保障関連法案が「憲法に違反していると思う」との回答は56・7%に上った。「違反しているとは思わない」は29・2%だった。安保法案に「反対」は58・7%で、五月の前回調査から11・1ポイント上昇した。「賛成」は27・8%だった。安倍内閣の支持率は47・4%で、前回調査から2・5ポイント減った。不支持率は43・0%(前回38・0%)。

 安保法案をめぐっては、衆院憲法審査会で参考人の憲法学者全員が「違憲」と主張し、与野党の見解が対立している。法案の合憲性に関し、国民が疑問を拭えていない状況が浮き彫りになった。

 安保法案の今国会成立に「反対」は63・1%で、前回より8・0ポイント増。「賛成」は26・2%だった。安倍政権が法案について「十分に説明しているとは思わない」は84・0%に上り「十分に説明していると思う」は13・2%にとどまった。法案成立後、自衛隊が戦争に巻き込まれるリスクが「高くなる」は73・1%で、「変わらない」の22・4%を大きく上回った。

 日本年金機構の個人情報流出問題をめぐる政府の対応については「適切ではない」が72・6%を占めた。「適切だ」は13・1%だった。

 安倍晋三首相が今夏に発表する戦後七十年談話をめぐっては、53・4%が「植民地支配と侵略」への「反省とおわび」を盛り込むべきだとした。「盛り込むべきではない」は33・6%となった。


 改正公選法成立による選挙権年齢の「十八歳以上」への引き下げを59・6%が評価した。「評価しない」との回答が36・5%あった。
(中日新聞)

 自民党は、もっとわかりやすく説明すべきだろう。

 米国などの他国を守ることが、日本の自衛に資することを強調したほうがよい。

 集団的自衛権行使は可能であり、違憲でないことのアピールも大事。

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