◇正月 横浜高級ホテル19万円/星二つイタリアンで「意見交換」
国会議員の政治団体は2009年から政治資金規正法の改正で1万円超の支出を全て報告書に記載するようになっており、毎日新聞は同年以降、舛添氏が代表を務めた自民党東京都参議院比例区第28支部と新党改革比例区第4支部の政治資金収支報告書を調べた。
それによると、09年と11年のお盆時期に那覇市の高級リゾートホテルに宿泊し、09年に約14万円、11年に約12万円を支出した。10年のお盆時期には山口県下関市の一の俣温泉の観光ホテルに約7万6000円を支出した。
このうち09年に宿泊したホテルは沖縄県内最高級ランクのホテルの一つ。宿泊費は最高級スイートルームで1人1泊約20万円、次のエグゼクティブスイートが1人1泊約5万円(いずれも素泊まり)という。一方、10年に泊まった温泉ホテルは最も高い「ふぐプラン」で1人1泊2万2000円余。これらの価格と収支報告書を対照すると複数人で宿泊したことが分かる。
10年8月29日は大阪市の最低価格1人1泊7万3000円のホテルに泊まった。11年1月3日には横浜市の高級ホテルに19万5000円余を支出した。このホテルの正月時期の価格は、スイートルームが1泊約26万円、ジュニアスイートが約15万円という。
2団体はこのほか「意見交換の経費」として、東京都内の高級レストランでの飲食費を度々支出していた。09年1月、民放の料理対決番組に「鉄人」として出演していた料理人がオーナーを務める渋谷区のフランス料理店に11万6000円余を支出した。ミシュランガイドで星二つを獲得した同区のイタリア料理店には09年10月に6万8000円余を支出していた。
2団体には09~14年に政党交付金から計1億4880万円の収入があり、これは献金などを含めた総収入の91%にあたる。
舛添氏は13日の定例記者会見で、これまで問題視されていない支出についても「精査したい」としている。
◇盆や正月が多く
舛添氏の政治団体は09年以降、お盆や正月時期にリゾートホテル、温泉旅館に8件の宿泊費を計上していた。
このうち、資金管理団体「グローバルネットワーク研究会」(14年に解散)は13年1月3日と14年1月2日、千葉県木更津市のスパリゾートホテルに「会議費」として計約37万円を支出した。舛添氏は13日の会見で家族と宿泊したことを認め、「都知事選に向けた打ち合わせなどをした」としつつも誤解を招いたとして返金する意向を示した。
お盆時期では12年8月13日、栃木県日光市の温泉旅館の宿泊費約8万4000円が同団体に計上されたほか、14年に資金管理団体として設立された「泰山会」の収支報告書に同年8月18日、東京・お台場の高級ホテルの約9万3000円が計上された。
◇舛添氏が代表を務める政党支部が計上した主な支出◇
支払先 支出額(円)
<2009年>
1月14日 人気シェフのフランス料理店 116760
8月17日 沖縄県のリゾートホテル 140360
9月 7日 イタリア料理店 85600
9日 中華料理店 133427
15日 フランス料理店 176440
10月 5日 ミシュラン二つ星イタリア料理店 68130
<10年>
8月11日 イタリア料理店 58905
20日 山口県・一の俣温泉のホテル 76077
29日 大阪市内のホテル 76512
10月27日 中華料理店 48741
11月 4日 フランス料理店 49374
27日 東京・お台場の高級ホテル 106152
<11年>
1月 3日 横浜市の高級ホテル 195167
8月20日 沖縄県のリゾートホテル 119822
(毎日新聞)
次から次へと出てくる。
ほとんどが家族旅行や家族の飲食費用だろうか。
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