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2016年8月25日木曜日

今年はサバ…水産庁、中国などの乱獲防止へ規制強化を提案 北太平洋漁業委が開催

 北太平洋公海の漁業資源管理を議論する「北太平洋漁業委員会(NPFC)」の第2回会合が24日、東京都内で始まった。昨年の会合では中国や台湾の乱獲で問題になったサンマの漁獲量規制の強化が取り上げられたが、水産庁は今会合で同様の措置をサバにも拡大するよう提案した。これに対し、中国は反対したもようで、26日の最終日まで協議は難航しそうだ。

 会合には日本、カナダ、ロシア、中国、韓国、台湾が出席。水産庁は、サバのうちマサバについて、資源量を維持できる漁獲量を算定し、それに基づく新たな保存管理措置が取られるまでの間、漁船の急増を抑制するよう求めた。また、同委の事務局に登録していない漁船を監視する制度の強化なども提案した。

 水産庁によると、中国がNPFCに報告した公海でのサバの漁獲実績は一昨年の20隻から昨年は4倍の80隻に急増。三陸沖や北海道東沖など日本の排他的経済水域(EEZ)付近の公海でサバを大量に取る中国船が、今年は8月までに約130隻確認されている。

 水産庁の佐藤一雄長官は会合で、「(乱獲を続ければ)資源の回復傾向に悪影響が生じる」と訴えた。
(産経ニュース)

 中国の乱獲はおもしろい。

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