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2016年8月20日土曜日

大谷決死二盗も…日本ハム首位獲り失敗 マイナス0・5差から0・5差に後退

「日本ハム0-3ソフトバンク」(19日、札幌ドーム)

 九回2死三塁。日本ハム・中田翔内野手のバットが空を切ると、ファイターズファンで埋まったスタンドから大きなため息が漏れた。首位攻防第1ラウンド。和田、サファテの完封リレーに屈し、今季初の首位獲りに失敗した。

 ゲーム差はマイナス0・5差から0・5差に変わり、連勝も5でストップ。栗山監督は「和田は良かったけど、良かったからって終わってしまったらいけない時期。もう少し早い回になんとか…」と唇をかみ締めた。

 天王山初戦でも野手・大谷は期待通り、快音を響かせた。3点を追う七回。和田の直球を鋭いライナーで中前へはじき返し、6試合連続安打。1死後、田中賢の初球には二盗に成功。「いけたらいこうと思った。そんなにマークされてなかったので」。今季7個目の盗塁を決めてチャンス拡大も、後続が倒れて無得点。二刀流はうつむき加減でベンチへと下がった。

 直接対決初戦を落としたが、残り2試合に連勝すれば首位に立つ。大谷は「あした、あさって取れればいい」と前を向き、連勝へ諦めない姿勢をみせた。栗山監督も「動けるところは動いていく」とリーグトップの機動力を駆使することを宣言。必ず本拠地で鷹をとらえてみせる。
(デイリースポーツ)

 残り2試合、大谷の投打の活躍で鷹獲りだろう。

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