日本ハムがソフトバンクに競り勝ち、優勝マジック点灯を阻止した。大谷は初回に先制二塁打、5回には右前打し勝ち越しにつなげるなど今季7度目の猛打賞で打線を引っ張った。チームは6年ぶりにソフトバンク戦に勝ち越し、ゲーム差を再び0・5ゲームとした。
静かに握り拳を作った。大谷は表情を緩め、ハイタッチの列に加わった。大谷のバットがソフトバンクの優勝マジック点灯を阻止し、再び0・5差と肉薄した。「マジックは気にしてないです。短期決戦みたいで、すごく楽しめている」と喜びをかみしめた。
天王山に2連敗で迎えた3戦目。嫌な流れを断ち切った。初回1死二塁で2ボール2ストライクから6球ファウルで粘った末に11球目のカーブを右中間へ鋭い打球を飛ばした。8試合連続安打は、先制二塁打となった。「真っすぐはファウルにできればいい。カーブは待ってなかったが、チャンスボールと思ったので」。同点に追いつかれた5回は1死から右前打して出塁。勝ち越しのホームを踏むなど2点を奪う起点となった。6回には三塁への内野安打で今季7度目の猛打賞。3試合ぶりの2ケタ10安打した打線を引っ張った。
“崖っぷち”でも強い。ホークスの優勝マジック点灯がかかった試合は、これが5試合目。6日ソフトバンク戦(ヤフオクD)で2発を含む4打点を挙げるなど、打率4割2分9厘(21打数9安打)、2本塁打、5打点。本物の勝負強さを発揮する。アマチュア時代に全国制覇の経験はないが、栗山監督からは事あるごとに、こんなゲキを飛ばされている。
「『オレがやるしかない』と肝に銘じて勝ちにいってほしい。チームを優勝させないと」
この3連戦は、打率4割6分2厘(13打数6安打)、1本塁打、3打点。「翔平へ回せ!」が、ベンチの“合言葉”となっている。
試合前にはブルペンで50球投げた。7月10日に右手中指のマメをつぶしてから先発はない。「今まで一番良かった。これから落とせないゲームばかり。使ってもらえたところで頑張るだけ」と復帰を視野に入れたが、今や打線には欠かせない存在だ。残りは31試合。「逆転して優勝するのが一番」。二刀流でなくても、大谷翔平のすごみを感じさせる躍動ぶりだ。(小谷 真弥)
(スポーツ報知)
打者・大谷は外せない。
中田は相変わらず仕事をしていない。
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