ページビューの合計

2016年8月15日月曜日

MotoGP第10戦オーストリアGP決勝:6年ぶりにドゥカティが表彰台の頂点に。イアンノーネが初優勝

 MotoGP第10戦オーストリアGP、MotoGPクラスは、オーストリアのレッドブル・リンクで決勝レースを行い、アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)が優勝した。

 MotoGPクラスの決勝レースは気温27度、路面温度46度のドライコンディションで争われた。

 ポールからスタートしたイアンノーネはスタートでトップに立つが、最終コーナーでバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)がイアンノーネを交わしてトップに浮上する。

 しかし、2周目にはイアンノーネがトップを奪還。ホルヘ・ロレンソ(モビスター・ヤマハ)が2番手に続き、ロッシは3番手につける。4周目の3コーナーで今度はロレンソがトップを奪うが、イアンノーネもすぐにポジションを奪い返す。序盤のトップ集団はイアンノーネを先頭に、ロレンソ、ロッシ、アンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)、マーベリック・ビニャーレス(スズキ)の6人により構成。

 この中から6周目に2番手に浮上したドビジオーゾが、10周目にイアンノーネを交わしてトップに浮上する。このあたりからドビジオーゾ、イアンノーネのドゥカティの二人がやや抜け出し、それにロレンソとロッシのヤマハ勢が続き、マルケスとビニャーレスはトップ争いから遅れていく。

 レース終盤の20周目を過ぎたあたりからはトップのふたりと3番手を争うふたりの間の差も広がり、優勝争いはドゥカティのチームメイト同士の戦いとなる。

 そして、21周目の8コーナーでイアンノーネがトップに浮上。ポジションが入れ替わってもふたりの差は僅差で終盤も接近戦を続けていく。最終ラップに入るときにはふたりの差はコンマ3秒ほどだったが、イアンノーネはドビジオーゾに勝負をしかける隙を与えず、最終的に約コンマ9秒のリードをとって、MotoGPクラス初優勝を達成した。

 2番手にドビジオーゾが続き、ドゥカティがワンツーフィニッシュを達成。ドゥカティの優勝は2010年オーストラリアGPのケーシー・ストーナー以来となった。

 3位ロレンソ4位にロッシが続き、ロッシから約8秒遅れの5位にマルケス。ビニャーレスが6位で続いた。

 7位にダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)、8位にスコット・レディング(プラマック)、9位にブラドリー・スミス(ヤマハ・テック3)、10位にポル・エスパルガロ(ヤマハ・テック3)が入賞。

 ダニロ・ペトルッチ(プラマック)が11位、ミケーレ・ピロ(ドゥカティ)が12位、ロリス・バズ(アビンティアレーシング)が13位、ティト・ラバット(マークVDS)が14位でチェッカーを受け、ジャンプスタートのライドスルーペナルティを受けたカル・クロッチロウ(LCRホンダ)が15位に入賞。

 同じくジャンプスタートのペナルティを受けたアルバロ・バウティスタ(アプリリア)とヨニー・エルナンデス(アスパー・チーム)は16位と17位でゴール。ユージン・ラバティ(アスパー・チーム)は15番手走行中の最終ラップに転倒を喫し、18位に終わった。

 ステファン・ブラドル(アプリリア)はマシントラブルとライドスルーペナルティでレース中に2度ピットインを強いられ、19位。

 アレイシ・エスパルガロ(スズキ)はマシントラブルでピットに戻ってリタイア。エクトル・バルベラ(アビンティアレーシング)は序盤から7番手につけていたが、ジャンプスタートに対するペナルティを消化せず、最終的に黒旗により失格となった。ジャック・ミラー(マークVDS)は朝のウオームアップセッションで転倒、決勝出場を見合わせた。
(AOTOSPORT)

0 件のコメント:

コメントを投稿