エンゼルスの大谷が、常識を覆す投打の「二刀流」でシーズンを完走した。
投手として23試合に先発しながら指名打者も務め、162試合のうち158試合に出場。「より多く試合に出られて単純に楽しかった。それだけ貢献できる頻度が高く、選手としてもやりがいがある。すごく楽しい一年だった」。相当な疲労があったはずだが、最後までさっそうとグラウンドに立ち続けた。
マウンドで9勝を挙げ、打者では46本塁打をマーク。「投手」でありながら最後まで本塁打王を争った。1918、19年に二刀流でプレーし、本塁打王に輝いたベーブ・ルースの「神話」を現代によみがえらせるような活躍だった。
その18年のルース以来103年ぶりとなる「2桁勝利、2桁本塁打」の偉業や、日本選手初の本塁打王は逃したが、球史に刻まれるシーズンを送った事実は動かない。メジャー歴代最多の通算762本塁打を誇るバリー・ボンズさんは、「投手でも打者でもエリート級。彼のような選手はこの先、現れないのではないか」。偉大な記録を打ち立てたかつての名選手たちも、大谷の活躍には賛辞を惜しまなかった。
大谷は2018年からエンゼルスでプレーし、「日本のルース」として注目を集めた。1年目は右肘のけがもあり、投手では4勝にとどまったが、投打での活躍が評価され、新人王に輝いた。同年オフの記者会見で、ルースと比較されることについて問われた大谷は、「神話の中の人物だと思うくらい、現実から離れた存在」と語っていた。右肘の手術を乗り越え、3年ぶりに二刀流を本格的に復活させた今季。ルースに勝るとも劣らない驚異的なシーズンとなった。
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2桁勝利以外は、すべてルース超えでしょう。来季も見せてくれるでしょう。
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