《#自民党気持ち悪い》
29日、ツイッターでこんな言葉がトレンド入りした。自民党の茂木敏充幹事長が、「国賊」発言をした村上誠一郎・元行政改革担当相の処分を党紀委員会に諮る考えを示した──と報じられたからだ。
村上氏は20日、安倍晋三元首相の国葬について、「最初から反対だし、出るつもりもない」「(安倍氏の政権運営が)財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した。国賊だ」などと批判していた。
この発言を問題視した自民党最大派閥の安倍派は29日、会合を開き、村上氏の厳正な処分を求める決議を実施。会長代理の塩谷立・元文科相は「立候補する際も安倍元総理の公認をもらっていて、その人を『国賊』と言うなら自ら先に辞めるべきじゃないか」と指摘。「離党すべき」との考えを示した。
このニュースが報じられると、ネット上では賛否両論の意見が相次いだ。
《当然だ。安倍派はおろか自民党を離党しろ》
《恩人を極悪人呼ばわりしたのだから厳正処分は当然》
《村上さんは間違ったことは何も言っていない》
《異論を唱えると出ていけって…。自民党は本当に気持ち悪い政党になった》
■批判的な発言をしただけで…
自民党が下野していた2010年。自民党の小泉進次郎議員は、当時の民主党の体質について、「名前をみればわかる。自由があるのが自民党。自由がないのが民主党」などと皮肉っていたが、批判的な発言をしただけで「離党」などの声が上がる今の自民党に果たして自由はあるのだろうか。SNSで、《#自民党気持ち悪い》と投稿されるのも無理はない。
自民党のホームページにある「立党宣言・綱領」「党の性格」にはこうある。
「わが党は、個人の自由、人格の尊厳及び基本的人権の確保が人類進歩の原動力たることを確信して、これをあくまでも尊重擁護し、階級独裁により国民の自由を奪い、人権を抑圧する共産主義、階級社会主義勢力を排撃する」
「わが党は、主権者たる国民の自由な意思の表明による議会政治を身をもって堅持し発展せしめ、反対党の存在を否定して一国一党の永久政治体制を目ざす極左、極右の全体主義と対決する」
いやいや、今の自民党の姿勢は「個人の自由の尊重」「議会政治を堅持」には程遠いと指摘せざるを得ないだろう。むしろ、「排撃する」と掲げた「階級独裁により国民の自由を奪い、人権を抑圧する共産主義、階級社会主義勢力」に近いような……。
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国民にきちんと説明しないで、時間が経てば忘れると思っているのが、今の自民党でしょう。
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