安倍元首相の国葬などに反対する市民団体が9月19日、東京・代々木公園で大集会を開いた。時折強い雨が降りしきる中、約1万3000人(主催者発表)が集まり、渋谷と原宿方面の二手に分かれてデモ行進した。
ももともと2015年に安倍政権が安保法制を参院で強行採決した日に合わせ「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」と「さようなら原発1000万署名市民アクション」が主催する集会が予定されており、約1週間後に迫る安倍氏の国葬への反対も訴えた。
ルポライターの鎌田慧氏は「集団的自衛権の行使を容認するときも閣議決定だった。国葬もそう。勝手に決めるな、一番憤っている」と表明。「閣議で決めれば何でもできる。国会を通せ。それが民主主義だ」と強調した。
集会には、日本共産党の志位和夫委員長、社民党の福島瑞穂党首ら野党議員、作家の落合恵子氏も参加。改憲問題対策法律家6団体連絡会の大住広太弁護士もあいさつし「立憲主義を破壊する政治をしてきたのが安倍元首相です。国の功績として評価することに強く反対したい」とし、国葬への異論を述べた。
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内閣が閣議決定で何でもでき、それを国民が止められないのは、民主主義の危機でしょう。
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