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2015年6月17日水曜日

処方薬を転売、利益1千万円か…国保で164病院受診


 ぜんそく用の処方薬を無許可で販売したとして、大阪府警は16日、堺市堺区、無職赤松健二容疑者(44)を医薬品医療機器法違反容疑で逮捕した。

 府警によると、赤松容疑者は国民健康保険(国保)を使って近畿の164病院で受診。薬局で購入した約5700個の処方薬を転売し、約1000万円の利益を得ていたという。

 発表では、赤松容疑者は医薬品販売の許可がないのに、今年4月下旬、金沢市内の医薬品販売会社に処方薬24個を約10万円で販売した疑い。「自分で使い、余った分を引き取ってもらっていた。販売はしていない」と容疑を否認しているという。

 府警によると、赤松容疑者はぜんそくの持病があった。2013年7月~今年5月、大阪や京都などの病院で診察を受け、薬局で薬を購入。同じ販売会社に転売を繰り返していたとされる。処方された薬の合計は、通常の用法なら130年分に相当するという。赤松容疑者は、診察費と薬代のうち3割を自己負担分として支払っていたが、7割は国保から支出されていた。

 国保は加入者の保険料や国の負担金などで運営されており、主に市町村が不正の有無などを審査している。赤松容疑者が保険料を納める大阪府松原市の担当者は読売新聞の取材に対し、「府警から連絡が入るまで多額の請求を把握できていなかった。医療機関からの請求には注意しているが、個人の不正は想定外で、チェック体制が不十分だった。再発防止策を検討する」と話した。

(2015年6月17日 読売新聞)

 最近、国民医療費などを食い物にするこの手の犯罪が多い。
 不正利用されるなんて想定外だから、チェックが甘いのだろう。

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