ことしの春闘は今月下旬に事実上スタートし、経団連は近く最終的な経営側の方針を取りまとめます。これについて経団連の榊原会長は報道各社とのインタビューで「消費喚起に向けて賃上げが大きな要素になる。業績を上げた企業には去年を上回る年収ベースの賃上げを期待したい」と述べ、基本給などを引き上げるベースアップだけでなく、ボーナスや手当を含めた年収全体で去年を上回る賃上げを呼びかける考えを示しました。経団連が賃上げを呼びかけるのは、おととし、去年に続き3年連続となります。
さらに、榊原会長は「非正規労働者をいろんな形で正社員化することも検討をお願いしている。非正規労働者の所得レベルの向上に寄与できると思う」と述べ、賃上げが幅広い層に行き渡るよう働きかける方針を明らかにしました。
一方、連合はベースアップ相当分を含めて2%程度を基準にした賃上げに加え、中小企業や非正規労働者の処遇の改善による格差是正を要求に掲げていて、交渉の行方が注目されます。
(NHKニュース)
昔は、正社員の給与を維持するために、非正規労働者の数を増やしていたが、今は、その弊害で、非正規労働者の給与水準が上がらないと消費が拡大しない。
0 件のコメント:
コメントを投稿