今年で5年連続の大みそか決戦。日本が誇るKOダイナマイトが、いまや年末の風物詩となったKO防衛を果たした。内山の猛打が炸裂したのは3Rだ。強烈無比な左ボディーがクリーンヒットすると、挑戦者は身をよじるように崩れ落ちる。一撃で戦意を喪失させるようなダウンに、レフェリーはカウントをストップし圧巻のTKO勝利となった。
国内単独2位となるV11で具志堅用高氏(60)の持つ連続防衛記録「13」にあと2と迫った内山だが、世界戦でのKO数はこの日で10となり具志堅超えの歴代最多となった。
王者は「左が見えたので、ちょっと打ったらそのまま…」と笑みを浮かべながら振り返ると、「具志堅さんは偉大な大先輩。時代も違うんですけど、もっとビッグマッチができるかもしれないので。そういうのも含めて超えていきたいです」と豪語した。
V13の金字塔が近づく一方で、元WBA世界フェザー級スーパー王者ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)との交渉も水面下で行われており、来年は念願の米国進出も現実味を帯びてきそうな気配だ。
内山は「決まったらぜひやりたい。(ウォータースにも)勝つ自信あります」とキッパリ。36歳にしてなお進化を続ける最強王者が、さらなる大舞台を目指す。
(東スポWeb)
内山が強いのか、相手が弱すぎるのか。
世界進出で楽しいボクシングが見たい。
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