就任5年目を迎えるシーズンに向け、栗山監督の頭の中はシーズンモードに突入していた。4年ぶりの覇権奪回を目指す勝負の年に向けて、「今年は投手で勝たないといけない。どういう構成になるか考えているが、競争は激しくなると思う」と明言した。
現状では昨年15勝を挙げ、最多勝、最優秀防御率、最高勝率の投手3冠に輝いた大谷、昨年3年ぶりに2ケタ勝利をマークした吉川、助っ人右腕のメンドーサ、新人王に輝いた有原、新戦力の最速155キロ右腕・マーティンが軸になることは濃厚だ。さらに、指揮官は「開幕直後は先発を8人で回すことを考えている」と示唆した。
残りの3枠をかけて、武田勝、斎藤、浦野、中村、高梨、上沢といった実力者たちがしのぎを削る。さらにドラフト1位の上原、2位の加藤の両左腕は即戦力の呼び声が高く、7位の吉田も未知数ながら潜在能力は高いと評判だ。それでも、栗山監督は「9人はいらない。先入観をなくして、キャンプでいいやつを使う。それこそ、練習姿勢とかも必要になる」と、総合的に見極めて、ローテーションを選考していくつもりだ。
この日は札幌市内のホテルで北海道内の高校の校長が集まった協議会で講演会を行った。「年が明けて、『さあ、行くぞ』という気持ち。全てにおいて勝負しないといけない年。シーズンが終わった時に、前のめりで倒れ込むようなシーズンにする」。日本一のみを目指して、強力投手陣を形成する。(後藤 亮太)
(スポーツ報知)
先発争いがおもしろい。
優勝するためには、若手の先発の出来次第だろう。
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