北朝鮮の金正男氏暗殺事件で、マレーシアの中国語紙「東方日報」(電子版)は15日、地元警察当局者の話として、女2人が正男氏を殺害した詳細な手口について伝えた。
同紙によれば、正男氏がクアラルンプール国際空港ターミナルで出国ロビーに入る準備をしていたところ、女2人が突然現れ、毒物を使用。正男氏の口をハンカチでふさぎ、気道に毒物が入ったのを確認すると、すぐに逃走し、空港外に待たせていたタクシーに乗り、行方をくらませた。
殺害には青酸カリよりも毒性が強い劇薬が用いられたという。警察当局者は毒物の種類については明らかにしなかったが、過去の暗殺事件で使われた例があることを示唆した。
15日に逮捕された20代の女はベトナムの旅券を持っており、調べに対し、もう1人の女と共にマレーシア旅行に来ていたと供述。同行していた別の4人の男に空港で「乗客にいたずらを仕掛けよう」と言われ、正男氏に毒物を吹きかけ、ハンカチで口をふさぐよう指示されたという。「殺人とは知らなかった」と主張している。
6人は13日の犯行後、同じホテルにチェックインしたが、後日もう1人の女と男4人は外出し、戻って来なかった。逮捕された女は15日に仲間を捜すため、空港に戻ったところを逮捕された。警察当局は姿を消した男女の行方を追っている。
(時事通信)
工作員ではなく、騙されただけか。
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