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2017年2月28日火曜日

海外の損失話で脱税か 指南役の弁護士らに謝礼数千万円

 株の売却益を隠し、所得税を脱税したとして逮捕、起訴された東京弁護士会所属の弁護士(34)や投資顧問会社社長(49)らが、熊本市の元会社社長(48)から税金対策の相談を受け、海外の取引で多額の違約金などが生じたとする架空話を提案し、元社長に所得税と法人税を脱税させていたことが捜査関係者への取材でわかった。

 大阪地検特捜部と大阪国税局が関係先の家宅捜索で押収した資料などから、元社長から弁護士らに数千万円が渡っていたことも判明。特捜部は弁護士らが報酬を受け取り、脱税を指南していたとみて、実態解明を進めている。

 逮捕されたのは、弁護士の宮本裕天(ひろたか)容疑者と投資顧問会社社長の鬼沢礼志(れいじ)容疑者、元社長ら。所得税法違反の逮捕容疑は、2014年分の確定申告の際、元社長が実質保有していた株の売却益を隠し、所得税約5千万円を脱税したというもの。翌2月には別の会社の上場株売却益を隠して法人税8660万円を脱税した疑いで再逮捕された。

 捜査関係者によると、元社長が株取引で得た利益の税務処理について相談したところ、宮本容疑者らは海外で外国企業株の取引をキャンセルした結果、多額の違約金などが生じたという架空話を提案。損失を計上し、売却益と相殺して所得を圧縮し、所得税や法人税を免れたとされる。
(朝日新聞デジタル)

 弁護士の脱税指南か。

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