ページビューの合計

2017年2月11日土曜日

ハム新星現る!3年目石川直 もう148キロ!初紅白戦2回0封

◇日本ハム紅白戦 紅組1―2白組(2017年2月9日 ピオリア)

 新星現る。日本ハムの3年目右腕・石川直が9日(日本時間10日)、今キャンプ初の紅白戦で紅組の2番手として登板。最速148キロをマークした直球を軸に2回1安打無失点の好投を見せ、先発ローテーション入りへ猛アピールした。

 1メートル92、88キロ。マウンドに立つとさらに大きく見えた。「まっすぐで押していくことがテーマだった。変化球も感触が良かった」。2イニング目となった4回は前日の韓国kt戦で2安打2打点と打撃好調の大田に対し、スライダー、カーブ、直球で追い込み、最後は低めのフォークで空振り三振。昨季の最終戦でプロ初登板した右腕は「春先に148キロが出たのはいいこと」とうなずいた。

 山形中央時代から長身から投げ込む剛球が売りで、その異名は「庄内のダルビッシュ」。試合前にはそのレンジャーズ・ダルビッシュがキャンプ地を訪れたことで、石川直も「あいさつに行った」と、緊張しながら憧れの存在に頭を下げた。ただ、自身はダルビッシュのように自在に変化球を操る投球スタイルではない。「元々、斉藤和巳さんが好きだった。斉藤さんの投球を見てフォークを覚えようと思った」。沢村賞を2度獲得したソフトバンクのかつての大エースのように、直球とフォークが投球の軸だ。

 入団時は体重80キロで細身だったが、現在は筋力トレーニングなどで88キロまで増量した。今回が初の海外で「食事の量が凄い」と目を丸くするが、宿舎近くのステーキ店では20オンス(約567グラム)の特大ステーキをぺろりと平らげ「気合と根性で」と、楽しむ余裕もある。

 ルックスは、今どきの塩系イケメン男子。「このまま状態の良いままシーズンに入って、一年間1軍にいられたらいい」。2年連続開幕投手の大谷が右足首痛のため、投手として開幕が厳しい状況の中、大谷よりも若い20歳の石川直の台頭は希望の光だ。(柳原 直之)
(スポニチアネックス)

 いたね、庄内のダルビッシュ。

0 件のコメント:

コメントを投稿