康大使は同日、マレーシア外務省の抗議を受けた後、大使館前で報道陣に「信用できない」と述べ、死因特定など警察の捜査の遅れを批判し、北朝鮮側との「共同捜査」を提案。遺体は正男氏ではなく、あくまで北朝鮮の外交旅券を持った「キム・チョル」だと主張し、遺体の引き渡しを求めている。
一方、香港の公共放送RTHK(電子版)によると、正男氏の息子、ハンソル氏が20日、マカオ発の航空便に搭乗し、同日夜にマレーシアのクアラルンプールに到着したと伝えた。ハンソル氏はDNA検査で血縁関係を確認し、検視にも立ち合うとみられ、北朝鮮側の主張が一気に崩れる可能性が出てきた。
大使召還は、国交断絶に次ぐ強い抗議の意思を示す外交上の対抗手段だ。マレーシア外務省は「不可解な状況で起きた死だ。死因を特定するのはマレーシアの責任だ」と強調した。
北朝鮮が「マレーシア側が引き渡しを遅らせている」と批判する遺体の司法解剖について、マレーシアのスブラマニアム保健相は20日、解剖結果が22日ごろに出るとする一方、「国際的な関心を呼んでいる」として作業を慎重に進める考えを示した。
(産経新聞)
きちんとマレーシアが対応しないと、北朝鮮と共倒れで信用を失うだろう。
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