日本ハムの横浜高同期コンビがプロ初のアベック弾を放った。4点を追う7回に高浜祐仁内野手(24)が左中間に3号3ラン。同点の8回に浅間大基外野手(24)が、一時勝ち越しの2戦連発の右越え2号ソロとアーチ共演した。高校通算32発の高浜と、31発の浅間で“AT砲”と恐れられた2人。3連勝に手をかけたが、9回2死から守護神・杉浦稔大投手(29)が同点弾を浴び、今季6度目の引き分けとなった。
ハマの“AT砲”がそろって輝いた。まずは高浜。7回1死一、二塁、嘉弥真の143キロの直球を左中間テラス席に運んだ。浅間も続く。8回に板東の137キロのフォークを右翼席へ。高校以来のそろい踏みに浅間は「本当に、うれしいです。『2人で打てたらいいな…』とは思っていたんですけど。いざ実現すると、なんとも言えない感情です」と喜んだ。
口をそろえる最高のアベック弾がある。8年前の13年夏の神奈川大会準々決勝。桐光学園の左腕・松井裕樹(現楽天)から、当時2年生だった2人の本塁打で逆転勝ちした。名門・横浜高で1年夏からそろってベンチ入りし、2年夏、3年春に甲子園出場。輝かしい経歴だが、「ハマ(高浜)は、1回育成になったりしてますし、お互いに順調には来てないので」と浅間。
高浜は19年オフに戦力外通告を経験した。育成で再出発し、20年7月に球団の支配下昇格第1号として昇格。今季待望のプロ初アーチをかけるなど、雌伏の時が長かった。浅間は1年目から46試合に出場したが、17年オフにヘルニア手術を経験。その後も度重なる故障に苦しみ、ブレイクを逃し続けてきた。
プロ7年目の今季、試合数はともにキャリアハイを更新した。高浜にとって「ダイキが打つと僕も打とうと思える存在」の浅間は、「1軍で2人で活躍できたのは自信にもなる。何回もこういう結果を出していけたらいい」と力を込めた。勝利には結びつかなかったが、今季の飛躍を予感させるアベック弾。あの夏よりも、強い光を放つ時が来た。(秦 雄太郎)
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高浜(推定年俸550万円)と浅間(同1150万円)と渡邉(同5500)が頑張っている。勝てる試合が引き分けは痛い。
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