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6月24日、TT・サーキット・アッセンで開催される2021年MotoGP第9戦オランダGPを前にプレスカンファレンスが行われ、出席したバレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)がVR46のMotoGPクラス参入や自身のライダーとしての契約状況について明かした。 ロッシは長年ヤマハのファクトリーチームから参戦していたが、2021年はサテライトチームのペトロナス・ヤマハSRTに移籍。ペトロナス・ヤマハSRTとは1年契約となるため、契約延長またはVR46から参戦する可能性を残す。 もし昨年で現役引退となっていれば、ヤマハはブランドアンバサダーとしての関係を継続する予定であった。しかし、VR46がドゥカティのマシンでMotoGPクラスを走るため、今季引退する場合は条件が異なるだろう。 ロッシが主宰するVR46は同日、2022年からMotoGPクラスにドゥカティのマシン2台で参戦するプロジェクトを発表。チームマネージャーはパブロ・ニエトが務めることになる。 ロッシはプレスカンファレンスで「VR46が最高峰クラスに参戦するチームを所有することが公式発表となった。10年前にライダーズアカデミーを立ち上げ、Moto3とMoto2に参戦するチームを所有したプロジェクトを大変誇りに思う」とコメントした。 「このプロジェクトには多くの優れた人たちが参加し、みんなが興奮している。ドゥカティを使用するがこれにはとても嬉しい。イタリアのバイクとイタリアのライダーでありチームもイタリアだ。これは良いことであり楽しむことができるだろう」 さらに、来季の計画における決定時期は、シーズン前や5月27日に行われた第6戦イタリアGP前のプレスカンファレンスでも明かしていたが、ライダーとしての状況はここで初めて語った。 「将来に関しては、このサマーブレイク中に深く考えるつもりであり、まだ決断を下していない。ヤマハとチームとも話をしなければいけないけど、より良いパフォーマンスとリザルトを向上させたいことは確かだ」 「ここまでのシーズンは素晴らしくなったから、この観点から、来年レースをすることは非常に難しいと思う。サウジアラビアの王子が僕をVR46から走らせようと駆り立てているけど、現時点でそれは非常に難しいと思う」 ロッシはここまでの8戦、予選はQ1からのスタートが多く、レースではシングルフィニッシュすらできておらず、ランキングでは17ポイントで19番手と結果を残せていない。今回の第9戦オランダGPがサマーブレイク前、最後の一戦となり結果を残すラストチャンスとなる。 まだ、ライダーとしてはペトロナス・ヤマハSRT、またはVR46から参戦する可能性を残し、現役引退することとなってもVR46のチームオーナーとしての顔を持つが、1996年に125ccクラスでデビューを飾り、250ccクラスを経て2000年から最高峰の500ccクラス、MotoGPクラスを走り続けてきたロッシの名前が来シーズンのエントリーリストに記載されないことになれば大きな衝撃となる。今はサマーブレイク後の8月に発表される詳細を待つことしかできない。 [オートスポーツweb ]
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引退が濃厚か。
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