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厚生労働省の助言機関は13日、新型コロナウイルスの全国の新規感染者数について、「今後も急速な増加の継続が懸念される」との見解をまとめた。要因としてオミクロン株の新系統「BA・5」の感染力の強さを挙げており、座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は「(第6波ピーク並みの)1日あたり10万人を超えてもおかしくないとみている」と述べた。
厚労省によると、全国の新規感染者数は、12日までの1週間で前週の2・14倍に急増。東京で2・37倍、愛知で2・26倍、大阪で2・22倍、福岡で2・27倍など、31都府県で2倍を超えた。秋田(3・57倍)、奈良(3・01倍)で、特に増加幅が大きかった。
人口10万人あたりでみると、沖縄が最も多く、島根、熊本、佐賀が続いた。東京と大阪も多かった。
全年代で感染が拡大しているが、50歳代以下で増加幅が大きい。感染場所では学校や自宅の割合が増加傾向にあり、東京では、飲食店や職場でも増加しているという。
助言機関は、大きな増加要因として、BA・5への置き換わりを指摘する。BA・5は、これまで主流だったBA・2の1・27倍の勢いで感染拡大するとの分析結果も示された。国立感染症研究所の推計では、7月下旬から8月上旬には、ほぼ置き換わるとされた。
病床使用率も増加傾向にあるが、脇田所長は「今のところ、(まん延防止等重点措置などの)行動制限が必要との意見はなかった。病床使用率を注意深くみていく段階だ」と述べた。
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どの段階で行動制限するのか、指標を示してもらいたい。
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