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14日にウクライナ中部ビンニツァで市民20人以上が死亡したロシア軍によるミサイル攻撃では、3人の子供も犠牲となった。このうちの1人、リザ・ドミトリエワちゃん(4)の母親は、攻撃の直前に娘と街を歩く様子をSNS(ネット交流サービス)に投稿していた。ツイッターなどではリザちゃんの動画や画像が拡散。ミサイル攻撃が日常を残酷に襲い、小さな命を奪ったことに、大きな怒りや悲しみが広がっている。 AP通信や英紙ガーディアンなどによると、攻撃の約1時間半前に撮影された動画では、リザちゃんが自分のベビーカーを押しながら、母親の言葉に笑顔でうなずく様子が映されていた。リザちゃんはダウン症で、言語療法士のもとへ向かう途中だったという。次に投稿された写真では、リザちゃんが教育施設でテーブルに向かい、勉強する姿が写っていた。 攻撃があったのは午前11時ごろ。露軍の潜水艦が発射したミサイルがオフィスビルの駐車場などに着弾し炎上した。リザちゃんと母親は近くを歩いていたとみられる。この攻撃でリザちゃんは死亡し、母親は重傷を負って病院に搬送された。現場には倒れたベビーカーが残された。精神的ショックから容体が悪化しないよう、母親にはまだリザちゃんの死は知らされていないという。 ウクライナのゼレンスキー大統領のオレナ夫人は15日、ツイッターで「私はこの子を知っている。クリスマス休暇に向けたビデオを撮影したときに会った」と書き込み、このときのビデオを投稿。「生きている彼女を見てください」とつづった。 ロイター通信によると、この攻撃では少なくとも市民23人が死亡した。ロシア国防省は「軍事目標を狙った」と主張している。【金子淳】
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罪のない命が失われるロシアの無差別攻撃を許してはいけない。
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