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【アナハイム(米カリフォルニア州)14日(日本時間15日)=ペン・安藤宏太、カメラ・泉貫太】エンゼルス・大谷翔平投手(28)が、オールスター前日の18日(日本時間19日)に行われる本塁打競争に参加しないことが決まった。現地メディアは、2年連続出場への打診があったが辞退したと報道。投打の二刀流で出場する19日(同20日)の球宴に専念することになった。両リーグ最多31本塁打を放つヤンキース・ジャッジら辞退者が続出する背景をMLB担当の安藤宏太記者が読み解く。 この日発表された本塁打競争出場者8人の中に大谷の名前はなかった。13日(日本時間14日)の試合後には出場について「どうなんですかね…」と話すにとどめていたが、2年連続出場はならなかった。 MLB機構が8人の出場者を選出するが、辞退者が続出している。今年も両リーグ最多31発のジャッジ(ヤンキース)、昨季の本塁打王・ゲレロ(ブルージェイズ)らが辞退を表明。通算334発のトラウト(エンゼルス)はこれまで1度も出場したことがない。大谷を含めて19本塁打以上を放っている18人のうち、出場するのは4人だけ。球宴に選出されながら出場しない選手は10人もいる。 最大の理由はシーズンへの影響。必要以上のフルスイングをすることで、故障やフォームを乱すリスクがあり、優勝賞金100万ドル(約1億4000万円)でも、敬遠されている。かつては本塁打以外が10球になるまで打ち続けるルールだったため、グリフィーのように8度も出場した選手がいたが、15年以降は3分間打ちっ放しに変更されたことで、辞退者が急増した。 二刀流をこなし、無限の体力を持つ大谷ですら「なかなかハードでした」と振り返ったほど、肉体的負担は大きい。それが影響したかは分からないが、昨季は球宴後5試合は20打数4安打、1本塁打と苦しみ、前半戦87試合で33本塁打を放ったが、後半戦71試合で13発と失速した。通常は試合前に屋外でのフリー打撃を行わないため、出場すれば自然と力も入るだろう。 大谷のフリー打撃は圧巻の飛距離を誇り、まさに“金が取れるショータイム”だった。メジャーのパワー自慢の打者との打ち合いが見られないのは残念だが、その分もオールスターで暴れるはずだ。 ◆ホームランダービー 1985年に始まった球宴前夜祭の人気イベント。出場者は8人で本塁打数の合計を1回戦、準決勝(ともに3分)、決勝(2分)と3ラウンドで、時間内に何本打てるかを競う(途中タイムアウトあり)。飛距離440フィート(約134メートル)以上のアーチを打つと、30秒間(最大60秒間)のボーナスタイムが付与される。優勝賞金は100万ドル(約1億4000万円)。
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球宴での二刀流の活躍を楽しみにしています。
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