複数の政府関係者によると、東京都の新型コロナウイルスの新規感染者数が、きょう、4万人を上回る見通しであることが分かった。1日の感染者数が、4万人を超えるのは、国内の自治体では初めて。都内の感染者数は、先週の木曜日に、初めて3万人を超えたばかり。この1週間で、およそ1万人も増えたことになる。
都内の1日の感染者数は、先週の木曜日に、3万1878人を記録。この日の感染者数を年代別に見ると、100歳以上を除いた、全ての年代で、過去最多となった。また、65歳以上の高齢者、家庭内感染の数も、これまでで最も多かった。この日に開かれた東京都の専門家会議では、都内の感染状況について、「これまでに経験したことのない爆発的な状況」との見解が示されていた。
しかし、その後の1週間で、都内の感染者数は、連日のように3万人超を記録。予想よりも早いペースで、感染拡大が進んでいると言える。一方、この感染状況は、医療提供体制にも影響を及ぼしている。
東京都は、新型コロナウイルス患者に対応する病床の使用率が、きのう時点で、50.5%になったと発表した。確保見込みのある病床7046床のうち、すでに3555人が治療を受けているという。病床使用率が、50%を超えるのは、3月3日以来、およそ4月半ぶり。また、オミクロン株の特性を踏まえた重症者に対応する病床の使用率は20.5%となっている(病床数420床に対して重症者86人)。
現在、東京都では、医療提供体制の警戒度が、4段階のうち、最も深刻なレベルの「赤」まで引き上げられている。病床使用率が50%を上回ったことで、「発熱外来」を含めた外来診療だけではなく、入院患者の受け入れについても、ひっ迫している現状が鮮明となった。
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医療ひっ迫でコロナ以外の死者も増加でしょうか。行動制限なしで、いつになったらピークでしょうか。
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