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安倍元首相の銃撃事件をきっかけに白日の下にさらされた自民党議員と統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)との親密ぶり。イベント出席や講演、献金授受などが明らかになった議員たちの多くは「個別の問い合わせには回答しない」などと逃げまくっているが、岸防衛相は違った。26日の記者会見で、「選挙の手伝いを受けた」と明言したのだ。安倍の実弟であり、草創期の統一教会にさまざまな便宜をはかった岸信介元首相の孫だからか。安倍・岸ファミリーと教団は、やはり今でも“特別”な関係だ。 ◇ ◇ ◇ 霊感商法や2世信者の苦しみを問題視している対策弁護団が、国会議員に対し「統一教会にエールを送るようなことはやめてほしい」と繰り返しているのに、岸防衛相発言は“居直り”とも取れるものだった。 「何人かと付き合いがあり、メンバーにボランティアとしてお力を頂いた。(投票を呼びかける)電話作戦などはあったと思う。選挙なので支援者を多く集めることは必要なことだ」 今後の選挙の手伝いについても、「あくまでボランティアなので、軽々に答えることはできない」と否定しなかった。 ■永田町からも驚きの声 ほぼ同時刻の会見で自民党の茂木幹事長は、党所属国会議員と統一教会との関係について、「厳正かつ慎重であるべきだとさらに注意を促したい」と発言していたが、岸氏の態度には、そうした意識はみじんも感じられない。岸氏がここまでハッキリと関係を認めたことには、永田町からも驚きの声が上がっている。 「おじいさんを否定できないのでしょう。長年、選挙で手伝ってもらっているし、選挙地盤を継ぐ後継者の息子もいるので、今さら統一教会を切れないのだろう」(自民党関係者) こうした岸氏の態度に、統一教会の幹部は「さすが岸さん!」と大感激しているらしい。 安倍・岸ファミリーの指示があったのか、地元・山口県選出の北村経夫参院議員と第1次安倍政権時代の首相秘書官・井上義行参院議員が、選挙で教団の組織票をもらったのは確実。山口県選出のもうひとり、江島潔参院議員は、2019年の教団関連イベントで、韓鶴子総裁に花束を贈呈していた。 26日の岸氏の発言は、「兄亡き後は、私が統一教会との特別な関係をしっかりつないでいく」という公開決意表明だったのか……。これでは、自民党内に深く浸透した“汚染”が浄化されることはないだろう。
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因果応報で、カルト教団を野放しにしていたこととアベノミクスによる貧富の拡大が、今回の銃撃事件に結びついたのでしょうか。
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