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【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)20日(日本時間21日)=ペン・安藤宏太、カメラ・泉貫太】エンゼルス・大谷翔平投手(28)が、米スポーツ界の「アカデミー賞」と言われる「ESPY賞」で各部門の受賞者の中から選ばれる「男子最優秀アスリート」部門を日本人で初めて受賞した。野球界からは1999年のM・マグワイア以来23年ぶりの快挙。「最優秀MLB選手」部門は2年連続で制して“2冠”を手にした。女子最優秀アスリート部門は競泳・自由形のケイティ・レデッキー(25)が受賞した。 またしても大谷の偉業が認められた。NBAのS・カリー(ウォリアーズ)、NFLのA・ロジャース(パッカーズ)、NHLのC・マクデイビッド(オイラーズ)と争った「男子最優秀アスリート」部門で頂点に立った。スーツにネクタイ姿でビデオメッセージを寄せた大谷は、「Congratulation」(おめでとうございます)と切り出して他の候補者をたたえながら、英語で感謝の思いを口にした。 「候補者の皆様、おめでとうございます。皆様と同じカテゴリーで候補になることができて光栄に思います。皆様は最高の選手です。ありがとうございます。全てを楽しんで、パーティーも楽しんでください」 同賞は、スポーツ界のアカデミー賞と称され、表彰式がABCテレビで全米中継されるなど、注目度の高いタイトルのひとつだ。昨年、「女子最優秀アスリート」をテニス・大坂なおみが受賞したが、男子部門では日本人史上初めて。バスケのM・ジョーダン、ゴルフのT・ウッズらそうそうたる受賞者が並ぶ中で、野球界からは1998年に70本塁打、99年に65本塁打を放ち99年に受賞したM・マグワイア(カージナルス)以来23年ぶりの快挙だ。 「最優秀MLB選手」部門でも昨季ナ・リーグMVPのハーパー(フィリーズ)、今季すでに33本塁打のジャッジ(ヤンキース)、昨季ブレーブスでワールドシリーズMVPのソレア(現マーリンズ)を抑えて2年連続受賞。前代未聞ともいえる二刀流での活躍は、米国の球界、スポーツ界に十分に認められている。 今季はここまで9勝、19本塁打。19日(日本時間20日)に球宴を終え、22日(同23日)に先発登板する敵地・ブレーブス戦から後半戦がスタートする。昨季に続きすでにMVP候補にも浮上中。どれだけのタイトルを手にしていくか、目が離せない。(安藤 宏太) ◆ESPY賞(Excellence in Sports Performance Yearly Award) スポーツ専門局「ESPN」が主催する年間表彰で1993年に始まった。スポーツ界の優秀な選手、チーム、指導者、名勝負などを投票によって選出する。年間最優秀スポーツ選手とは別に、各競技ごとに選出しており、MLB部門で最多受賞は、B・ボンズ(前ジャイアンツ)、A・プホルス(カージナルス)の各4度。
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人気のあるバスケ、アメフトなどではなく、マイナーなメジャーから大谷が選出されたことは素晴らしい。
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