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2016年1月10日日曜日

【日本ハム】渡辺諒、勝負の3年目「高校なら最後の年」自ら送ったマシンで打ち込み

 日本ハムの渡辺諒内野手(20)が9日、母校・東海大甲府高で行った自主トレを公開した。前日(8日)から2日間にわたり、思い出の地で汗を流した2013年のドラフト1位は、プロ3年目を迎える今季、1軍定着を目標にさらなる成長を宣言した。

「結果を出したい」 鋭い打球に、グラウンドの外から熱い視線が集まった。この日、久々に母校の練習場の打席に立った渡辺は、卒業時に自ら、後輩たちに贈った打撃マシンを相手に熱心な打ち込み。軽々と外野フェンス際まで飛ばし、遠巻きに見ていた現役高校生選手の度肝を抜いた。

 東海大甲府では1年夏から4番に座り、2年夏には「1番・遊撃手」として、甲子園4強入りに貢献した。走攻守三拍子揃った遊撃手としてドラフト1位指名を受けたが、この2年は2軍での出場が大半。同年齢の森友哉(西武)や松井裕樹(楽天)が1軍で活躍するなか、秘める思いは強い。

 今オフは打撃強化を課題に挙げた。「体作りや技術に関しては、この2年積み上げてくることができた」と手応えを明かす一方、「プロの球は速いし、キレもある。甘い球は本当に少ないので、確実に捉えなければ、結果を出せない」と現状を冷静に見つめる。振り込みの数を増やす一方、この日も打球の方向を確認しながらスイング。「高校なら3年目は最後の年。今年は結果を出したい」と話した。

 きょう10日は、故郷の茨城県土浦市で行われる成人式に出席する渡辺。今年、1軍春季キャンプ前半(2月1日~15日)を、1987年以来となる米国で行うが、昨年に続き1軍キャンプメンバー入りは濃厚だ。それでも「シーズンの半分は1軍で過ごせるよう、キャンプでは打撃を中心にしっかり鍛え、応援してくれる人の期待に応えたい」。母校で一足早い成人の誓いをたてた。

 母校は、昨秋の関東秋季大会4強で25年ぶりのセンバツ(3月20日開幕・甲子園)出場をほぼ確定させている。後輩に負けない活躍で、今季こそ本拠地・札幌の主役になる。(大津 紀子)
(スポーツ報知)

 今年は結果を出して、1軍に定着したい。

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